むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 楽しい毎日を送るには

    精神科医樺沢先生の樺チャンネルというYouTubeがあるのですが、今日聴いていて、面白いことを言っていました。質問者が「楽しいことがないけどどうしたらいいか」という問いに対する答えです。

    答え1は「楽しいことを積極的に探す」です。シンデレラが王子様が迎えに来てくれるのをずっと待っていた、と思うのは間違いで、実はシンデレラは王子様が出席するようなパーティーに参加したのがきっかけで、ガラスの靴を落として帰ってきたわけですから、パーティーに参加するという勇気ある第一歩を踏み出さなかったら何も始まらなかったということ。従って、皆さんも楽しそうなことがあれば、躊躇せず参加してみましょう。

    答え2は「コンフォートゾーンから抜け出そう」です。コンフォートゾーンというのは自分の生活圏内でいつもの快適な日常です。気を使わなくていいから快適なのですが、あなたがもし、楽しいことがないと感じているのであれば、あなたのコンフォートゾーンないには楽しいことがないということ。思い切ってコンフォートゾーンの外に出てみましょう。いつも電車通勤ならバスで通勤してみたり歩いて通勤してみる。すると今まで気づかなかった楽しいことを発見したり、出会いがあったりする事でしょう。コンフォートゾーンを飛び出すのは不安や恐怖が共うなうものですが、勇気を持つことです。

    答え3は「フットワークを軽くしよう」です。友だちから何か誘われたりしたときに、あれこれ嫌がらずに気軽に参加してみる。断ったりスルーするといつまでもコンフォートゾーンから抜け出せないのです。例えば朝早くやっているラジオ体操に誘われたとします。自分は朝が苦手とか、朝寒いのが無理とか、膝が痛いからとか、行かない理由を探せばどれだけでも思いつくでしょう。しかし、多少乗り気でなくても参加してみると新しい発見があり、楽しみが見つかるかもしれません。

    この記事は樺沢先生のYouTubeの要約です。よろしければ、YouTubeの方も一度見てみてください。

  • 抗原検査の落とし穴

    夕方6時に診療が終わるのですが、今日はその時間まだ空がうっすらと明るく、春の予感を感じました。日がだんだん伸びてきたのが実感されます。暦の立春ももうすぐですから、私は暦より一足先に季節の移り変わりを感じたわけです。日が伸びたとはいえ、二月は一番寒い時期なので油断できません。身の回りではコロナに感染したという人の話をちらほら聞くようになりました。だいぶ身近になってきました。このレベルになると、飲食店でうつるというより家庭や職場での感染でしょう。いつまでも飲食店だけに責任を押し付けてはいけません。

    まずは、皆さんにお願いしたいのですが、熱があったり、熱がなくても風邪っぽくて喉や鼻の調子が悪いとか咳が出る時には仕事や学校には行かないでください。軽症なら病院にも来る必要はありません。葛根湯とカロナール(熱冷まし)程度を常備しておいてそれで4−5日しのいでください。PCRはともかく、抗原検査は陽性を陽性と判定する確率(感度)が7割程度です。あとの3割は本当は陽性でも間違って陰性と判定されます(これを偽陰性という)。これは、タイミングの問題だったり、検体の取り方(綿棒の突っ込み方)など手技的な問題です。そこで、熱と風邪症状があって検査したら陰性だったから、コロナじゃなかった、と安心してうろうろで出歩いたり出勤したりするのはやめましょう。そういう人が感染を拡大しています。抗原検査は感度が悪いので、陽性を陽性とはっきりさせるのは正確ですが、陰性だったからコロナではないとはいえないのです。

    従って、抗原検査の結果を絶対のものと考えること自体危険です。風邪症状があれば出勤しない、登校しないこと。検査は必須ではありません。みんな、風邪症状があればコロナにかかったつもりで外出を自粛すること。これしかないと思います。

  • ミネラルの重要性

    私がいつもビタミン剤を買うiHerb.comを見ていたら、いいものを見つけました。免疫力アップに必須の4つの栄養素(ビタミンC, ビタミンD, セレニウム、亜鉛)を1つのカプセルに詰めたもの。オールインワンなので、これ1錠を毎日とれば、免疫アップ。この時代安心に過ごせます。私自身はそれぞれの錠剤をバラバラで持っているのでこれは必要ないのですが、当院のスタッフやその家族に勧めました。本人が元気でも、家族が感染してしまうと濃厚接触者あつかいで仕事を休むことになってしまうので、スタッフの家族みんなに健康でいてもらいたいのです。せっかくなので、商品名を書いておきます。Immune4という商品です。Immuneというのは「免疫」という英語です。4つの栄養素を含んでいるからこのネーミングだと思います。180錠で1800円(今はセール中でもっと安い)なので、一日10円です。アメリカ製なのでちょっとカプセルが大きいのと、セレニウムがアルミニウムと似た金属臭があり、独特のクセがあります。飲めるか心配なら小ボトルが安いので試しに買ってみるといいと思います。

    私がよく行く韓国料理ハヌルオンマ下通り店がマンボウ(蔓延防止)のため臨時休業中でした。最近そのハヌルの姉妹店がサンリー菊陽あとのカリーノ菊陽にオープンしたと聞いていたので行ってみました。下通り店で顔馴染みの店員さんがその店に移動していて大歓迎してくれました。メニューも同じ、味も同じで大満足でした。

    せっかく三里木まで行ったので、そのあしで立野の先にあるどんどこ湯まで行きました。ここのお湯は少し鉄の香りがします。鉄は地球に最も多く含まれる金属です。地球が磁性を持っているのも鉄の影響です。私たちの体にも赤血球の中のヘモグロビンの中心に鉄を1分子含みます。ヘモグロビンと同じ骨格(化学構造)のポルフィリン環の真ん中が鉄でなくてマグネシウムになると葉緑素です。動物は鉄で植物はマグネシウムのおかげで生きています。金属(ミネラル)はとても大切な栄養素です。https://www.drug-net.jp/hemoglobin.html

  • ワクチン予約はお間違いなく

    先日3回目のコロナワクチン接種が始まったと書きましたが、今日は一つ問題がありました。当院にかかりつけの患者さんがワクチンを予約して来られたのですが、当院の方の予約簿にはその人が入っていませんでした。患者さんが携帯で予約センターのマイページを開いて見せてくれたら、なんと当院ではない中央区の「村上クリニック」を予約されていました。大急ぎで移動しても4、50分はかかる距離です。先方に事情を連絡して、待ってもらいました。これからワクチンの予約をされる際にはこのようなことがないようくれぐれもお気をつけください。ちなみに、熊本市東区にはむらかみ内科というのは1つしかありませんので、住所で東区のむらかみ内科であることを確認していただけたら大丈夫です。

    昨夜は2時過ぎだったでしょうか、久しぶりにすごい地震でしたね。震度4か5だったんですか。1分以上続く長い揺れでした。熊本地震の2回目が深夜だったので、あの時を思い出しました。熊本地震はクレイジーとしか言いようのない無茶苦茶な揺れでしたが、昨夜のはあーきたーというくらいで、家が潰れるかもという恐怖まではなかったのが幸いでした。それでも、深夜に携帯から突然”地震です”と警報が鳴ると心臓に悪いですね。揺れがおさまってもしばらく眠れませんでした。先週、南太平洋で1000年にに一度という火山の爆発があったばかりです。太平洋プレートが活発に動いているのかもしれないので、地震と火山の活動には目が離せません。

    阿蘇山はもともと外輪山のサイズの大きな山だったのですが、大爆発を起こして真ん中が陥没して今のようなカルデラ盆地になったそうです。その、昔の巨大な阿蘇山が大爆発を起こしたのと今回の南太平洋の海底火山の爆発は同じくらいの規模だったのではないかと聞きました。本当にそうなら、私たちは歴史的な噴火を見ることができたわけです。ちなみに、阿蘇のカルデラはむかし水がたまってカルデラ湖になっていたのですが、立野のところでダム湖が決壊して白川ができました。その時、阿蘇の方から津波にように熊本市内へ水が流れてきて、あたりは海のようになったそうですが、沈まずに島状に残っていたのが当院の近くの戸島です。高台にあるのに島という地名が不思議だと思ったらそういう歴史があったようです。

  • 神頼みもあり

    世はコロナの話題でいっぱいです。毎日夕方になるとその日の感染者の集計が報道されて一喜一憂していることと思います。わたしはTVを見ないので、翌朝の新聞で見ます。今日どうだったかもまだ知りません。ところで、医療関係者と老人ホームなどの入居者さんたちの3回目のワクチンが始まりました。当院でも今日からスタートです。一般の予約も始まったようですので、だんだん本格化してくると思います。クーポンがまだ来ていない方も多いと思いますが、いましばらくお待ち下さい。近いうちに届くと思います。

    もう一つ、真っ最中なのが受験でしょう。先日共通テストでしたが、これからが本番です。風邪など引いている暇はありません。皆さん健康管理にはくれぐれもお気をつけて、ベストのコンディションで試験に望みましょう。最後の最後は勉強よりコンディションを整えることのほうが大切です。最後のツメがきっちりできるかどうかも実力のうちです。気持ちを作っっていくのも大事です。神社で合格祈願などもしたほうがいいと思います。私は高校受験のときも大学受験のときも家の近所の神社の前を通るたびに合格祈願をしました。子供の受験の時も毎日のように龍田の三宮神社まで走って行って合格祈願をしていました。

    ランニングで思い出しましたが、マラソン大会も大会本番に向けてずっと前から準備します。靴を慣らしたり、膝や腰のメンテナンス、体重コントロール、カーボローディングなどなど。そして、本番当日にどのくらい防寒するかも考えます。出発前に寒くても走り始めると暑くなるので調整が難しいし、脱いだ上着を42キロ持って走るのはありえないので途中捨てるとかも考えます。実際は防寒着の代わりにゴミ袋に穴を開けて洋服にして、暑くなったら丸めてポケットに入れるか給水所で捨てます。捨てたあとに雨に降られて悲しかったこともあります。とにかく、本番当日に向けて念入りにコンディションを整えないと戦えません。受験生の皆さん、ファイト。

    城南の宮地神社(七所宮)の楼門。往診先から車で3分のところにありました。なんと1250年祭とのこと。奈良時代からあるみたいです。素晴らしい風格で、お参りしたら心が洗われて清々しい気持ちになりました。