むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 英語は手段

    珍しくアメリカ人の患者さんが来院されました。いろいろ探したけど、英語対応可で心療内科をやっているところは当院しかなかったとのことで連絡があったのでどうぞきてくださいとお伝えしました。コロナ禍で大変だったと思いますが、最近来日して仕事を始めたそうですが、慣れない環境や仕事のストレスで体調を壊されていました。私は留学も長かったので、相手の言っていることは全部わかるのですが、こちらの言いたいことがスラスラとは出てきません。なんともつたない英語で確認すべきところは確認して、処方しました。体格も日本人より大きいので薬は少し多目がいいかも、などと考えることはいろいろあります。通常、当院で外国人の患者さんといえば、中国人、タイ人、韓国人などが多いですが、アメリカ人は年に一人あるかないかです。

    私は、今年車を買い替えました。前の車にはフルセグTVがついていたのでいつもTVを見ていたのですが、新しい車にはラジオしかありません。そこで、通勤の行き帰りはNHK第2で基礎英語を聞いています。私は中Ⅰからラジオ基礎英語をずいぶん聞きましたが、今の基礎英語はかなりレベルが高いです。私の聞いていた頃の数倍難しくなっています。番組のパーソナリティーに鈴木福くんとか、サンシャイン池崎さんとかが入っていて、面白いです。しかし、気になることが一つ。いくつかある基礎英語の番組の中で一人女性の先生がいるのですが、発音が下手。驚くべき日本語訛りのペラペラ英語。よく中学や高校にいたような英語の先生の典型。もう少し綺麗に発音できる先生はいなかったんでしょうか。

    しかし、考えてみると、英語というのは仕事をする手段であり、目的がきちんと達成できれば訛っていてもいいのです。イギリス訛り、アメリカのカリフォルニア訛り、テキサス訛り、黒人の訛り、オーストラリア訛りとネイティブだけでもいろいろな訛りがあります。また、フィリピン訛りとかインド訛りなど公用語を英語としているけどすごく訛っているところもあります。ラジオ基礎英語の日本語訛りの先生はそのことを教えてくれているのかもしれません。