むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 初心忘るべからず

    今週は当院の開院5周年ということもあり、患者さんや取引先からいろいろなお祝いを頂き、ありがとうございました。創立記念日というのは会社にとっての誕生日です。「初心忘るべからず」という言葉があります。会社を起こすにあたっては、社長(創立者)の事業に対する思い入れというものがあります。なんとなく流れで会社を作る、なんてことは不可能です。こんな会社にしたいというずっと先の目標を持ち、その目標を実現させるために必要なことを現実に落とし込みます。そして事業計画を作り、銀行でお金を借りたり、一緒に働いてくれる人を募ったりします。

    そのあかつきにやっと会社が設立されます。すると、家族、親兄弟、友人、その他大勢の人たちから応援のメッセージが来ます。その時の喜び、やるぞ、という気持ちが初心です。それは、単に会社を起こして大儲けしようというようなものではなく、大勢の人に見守られ、応援してもらって開業にこぎつけたからには、みんなの期待を裏切らないように頑張って働き、社会に貢献しよう、と思うわけです。

    そんなわけで、会社の創立記念日というのは、単なる会社の誕生日ではありません。社長は初心を忘れず創業時の思いを共有し、会社の存在意義、目標、価値観などを社員みんなで共有する大切な日なのです。同じことは、会社だけでなく、どこにでもあります。高校や大学に合格した時、一生懸命勉強してさらに上を目指そうと思うでしょう。その初心を3年間持ち続けた人と、すぐ忘れた人では将来は大きく違ってくると思います。人生はそんなものです。「初心忘るべからず」という格言は守らないと損するとても大切な言葉です。

    先日写真を撮ったときは緑色のピーマンでしたが、今日は赤唐辛子みたいになっていました