むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 自衛隊はなんでも屋ではないのに・・

    今日診察に来た患者さんで、来院前にワクチンの予約を取りました、という方が数名おられました。今回はスムーズに予約がとれているみたいです。ホッとしました。前回は、電話もネットも繋がらない、つながっても当院が接種会場のリストに入っていなかったと複数の方に言われました。そうは言っても当院はすでに接種会場になっており、現に医療従事者枠で近隣の施設の方にワクチン接種を実施しているので、予約しようとして当院が見つからなかったのはなぜか、わかりませんでした。自分で予約サイトにアクセスして確かめようとしましたが、クーポン番号がないと入れません。結局、当院が漏れているのかどうかはわからないままでした。仕方ないので、熊本市のワクチンオフィスに問い合わせのメールをしたのですが音沙汰なし。電話をしても通じない。どうなっているのだろうとおもっていました。というわけで、今日、当院での予約が入ったという話を聞いて、ホッとしたわけです。行政がてんてこ舞いしているので、現場も踊らされます。毎日大変です。

    自衛隊の人たちを使って、集団接種をするとニュースで言っていますが、自衛隊も大変だと思います。日ごろの国防の任務はもちろん、体力づくり、戦闘機や戦車などの点検整備、レーダー監視など本来の任務が山のようにあり、おそらく人も足りていないので、下通りなどにオフィスを作って自衛隊に入ろうと勧誘したりしています。それに加えて、豪雨や地震の際には人命救助や捜索などとても頼りになります。その上、今度はワクチン接種です。結果的には国民の命を守るという大義名分を掲げると、真面目な自衛隊員たちは断れません。

    当院は自衛隊のすぐ近くなので、自衛隊員の皆さんもよく来院されます。あまりの忙しさに鬱になって来る人がたくさんいます。公務員の余剰人員の集まりであるなら、こういうホワイトカラーが苦手な仕事を頼むのもいいでしょうが、本来の大切な仕事があるのに、なんでもかんでも押し付けられるのはお気の毒とか言いようがありません。なんでも屋ではないのに・・。

    今きれいに咲いているツツジは桜の頃に咲いていたのと品種が違うのでしょうか。