むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 風邪の治し方

    よるに雷がなってびっくりしましたね。雨も降っておらず、季節外れの雷でした。大陸からの寒気と南からの暖かい空気の温度差が相当あったのでしょう。かなり肌寒いので、風邪引かないように注意しましょう。私は、ビタミン大量摂取を始めてからはほとんど風邪引くことはなくなりました。。それでも、たまに喉が痛くなりかけたりしたときに、通常のビタミンに追加で飲むものがあります。とっておきの秘密兵器です。それは「セレン(セレニウム)」、「NAC」、「オリーブリーフ・エクストラクト(オリーブの葉抽出物)」の3つです。

    漢方では、桔梗湯とか小柴胡湯加桔梗石膏というのが喉の炎症に抜群にききます。何も知らない素人患者さんは「漢方とかじゃなくて抗生剤の強いやつをください、すぐ治したいので」といわれますが、私にしてみれば、なにをおっしゃる・・です。風邪でのどが痛いのが抗生剤で治るはずありません。まあ、患者さんのリクエストであれば、抗生剤を出すこともありますが、単なる気休めです。しかし、数日治らずこじらせてしまった場合は抗生剤が必要となります。それから、普通の風邪でなく溶連菌感染と確定した場合、抗生剤が有効です。

    私が、漢方を一生懸命勉強し始めたのは、小学生時代の体験からです。しょっちゅう風邪を引いていた少年時代の私は、病院でもらった抗生物質では風邪は治らないことを悟りました。一方、うちにたまたまあった葛根湯や小青竜湯は劇的に効くことを体験しました。この事実を衝撃を持って体験した私は、大きくなったら漢方の道に進もうと決めたのでした。