むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 美味しいそばの実スープ

    今週は医学部の実習で学生さんが診察室に同席していました。気になった方はすいませんでした。将来立派なドクターになる卵ですので、暖かく見守っていただけたら幸いです。昼に学生さんと往診にでかけた際に、私の車が汚れていたので「たいぎゃ汚れとる」と熊本弁でいったところ、学生さんは関東出身だったみたいで、「タイヤが汚れてますか」と聞いてきました。ちょっと高度な熊本弁でした。方言で思い出しましたが、以前大学からの依頼で宮崎の都城の病院まで仕事に行ったことがあります。夜の救急外来を手伝ったのですが、患者さんが言っていることが全然わからない!これには困りました。看護婦さんに通訳してもらうと、胸が締め付けられるように痛かった、と言っているではないですか。それを聞いて慌てました。

    ところで、今日「熊日すぱいす」というフリーペーパーが入っていましたが、1面が鉄鍋のすすめでした。私も以前から鉄鍋を推奨しています。昔の鉄鍋のように食材がくっついてしまうのではなく、くっつきにくく加工してあるものがあります。鉄鍋は温度が高くなるため美味しくできます。さらに、料理に鉄分が溶け込むことで、貧血予防や疲労予防効果があります。鉄はミトコンドリア内の電子伝達系で働いてATPという体内のエネルギー産生に不可欠です。日頃から意識して取らないといけません。テフロンやアルミ鍋は有害です。ホーローは鉄分は取れませんが有害物質が全く含まれず、美味しい料理ができます。

    最近、私は弁当の代わりにフードジャーにそばの実のスープを持って仕事に来ます。そばの実はスーパーモデルさんたちが太らない食材としてよく食べているという話題です。レジスタントスターチという成分が肥満防止にいいようです。このそばの実と熱々の出汁をフードジャーに入れてほおって置くだけで、美味しいそばの実スープ(お粥みたい)が出来上がります。