むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 私の医院経営の師匠

    先日、私の研究の師匠はあらき循環器内科の荒木先生と、当時第2薬理の教授だった西先生だとかきました。一方、開業するにあたって、クリニック経営の師匠は大津にある宮本内科の宮本先生です。宮本内科はとても患者さんが多く、忙しい外来でした。さらに透析の施設があり、透析患者さんの治療も担当させていただきました。学ぶところが多く、私の恩人です。宮本内科には大学院生で独身時代(H5ごろ)から行き始めて、留学から帰って(H16ごろから)また数年行きましたのであしかけ15年程お世話になりました。留学の途中でビザの更新のために一時帰国したのですが、その際1ヶ月ちょっとですが、常勤にしていただき、その後の留学資金を稼がせていただきました。そういう意味でも恩人です。また、当院を開業するときには宮本内科の事務長さんにいろいろ教えてもらいました。また、宮本内科の前にあるアップル薬局さんには私の好きなだけ漢方を採用していただき、漢方診療を実践させていただいたおかげで、今の私があります。この薬局長さんは勉強熱心で、その後大学の臨床教授になっておられます。

    宮本内科は患者さんが非常に多かったので、常に副院長と2−3人での診療体制でしたが、副院長になった人たちは次々と独立開業していきました。それほどこのクリニックで学ぶ医院経営のノウハウは素晴らしいものがありました。宮本先生は、宮本内科を開設される前は大津の熊本セントラルの院長だったのですが、当時セントラルはダイエー(スーパー)の経営で、ダイエーが病院経営に乗り出す足がかりに実験的に始めた病院でした。その院長だったので、経営に関しては非常に経験豊富な方だったのです。

    今日、この話題を書いたのは、理由があります。実は、宮本内科で医療事務をしていた人が、本日から当院に来てくれることになりました。10年以上前からの知人です。宮本先生に負けないように毎日全力で働いているつところを見てほしいと思います。

    ふくろうの森(老人ホーム)にて