むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 在宅で酸素や点滴などの医療も受けられます

    文化の日でお休みでしたが、いかがお過ごしでしたか。天気もよく行楽日和でしたね。文化の日は何に由来しているのかと思ったら、明治天皇の誕生日だそうです。この日は一年でも晴れの多い特異日です。私の両親の結婚記念日でもあります。クリニックは休診でしたが、訪問診療は通常どうりでした。最近は訪問診療の契約数が100名近くになり、祝日だからといって他の日にまわしたりのやりくりはほとんどできない状態です。今日も14名の診察でした。

    老人ホームなどに入居していて、心不全が悪化した患者さんが数名います。在宅酸素のサービスを利用することで入院せずになんとか居宅で過ごせています。在宅酸素は、空気清浄機くらいの大きさの機械をベッドサイドに設置することで、大気中の空気から酸素を濃縮してくれる機械です。医療保険でリースできますので、必要な際にはすぐに手配します。訪問看護を利用すれば、点滴治療も在宅で可能です。入院せずに住み慣れた部屋で治療を受けることができるのは幸せなことです。現在、当院の訪問診療枠はいっぱいいっぱいですが、困ったときはご相談ください。

    このような在宅医療をどうやって受けたらいいかわからないときは、まずケアマネージャーさんに相談してください。まだ、介護保険を持っていない場合、お近くのササエリア(地域包括支援センター)や区役所に問い合わせてみてください。介護申請には「主治医の意見書」という書類が必要となります。主治医に頼んで書いて貰う必要があります。内科のかかりつけがない場合は当院に相談いただいても構いません。また、要介護が取れず、要支援となったが、認知症が進んだとか、病状が悪くなったような際には要介護度の区分変更申請をすることができます。要介護度が上がると、利用できる介護サービスが増えますので、生活に必要なだけのサービスを得るためにきちんと要介護度を判定してもらわないといけません。そのためには「主治医の意見書」にどのくらい困っていることをきちんと書きこむかが大切となります。