むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ミュージカル俳優の言葉より

    先日、ZOOMで東京の経営者セミナーに参加した際に、劇団四季でミュージカルCATSの舞台に2000回たったという荒川久美江さんの講演を聞きました。華やかな舞台ですが、2000回も出演するのは並大抵なことではないみたいです。オーディションのときから、自分のやりたい役を射止めるには、絶対にその役をするんだという決意が必要です。なんとなくやっていてそのポジションが降って湧いてくる事はありません。やりたかったポジションを運良く手に入れたら、それからが大変です。絶対に怪我をしたり、風邪で声が出ないなんてあってはいけませんから、日々の生活はひたすら自分の体調管理優先です。プロとしての自覚が必要です。

    それでも、ちょっとしたミスで転倒したりして捻挫や脱臼などケガはつきもの。それでも決して舞台を休まず、とにかく頑張ったそうです。しかし、1000回ぐらいの公演をした頃、燃え尽きてしまい、CATSから降板になりました。そこで、ファミリーミュージカルという気楽な舞台に出演していたのですが、しばらくすると、いつかはまたCATSの舞台に戻りたいと考えました。そこで、自分の舞台が始まる前や終わったあとに、一人でCATSのセリフや歌の稽古をしたそうです。

    やはり、具体的な夢を持って努力すると、運も回ってくるようで、監督からはまたCATSに戻ってくるように呼ばれました。そこで、いきなり舞台に立たされます。すでに1000回やった事があるとはいえ、ブランクがあります。しかし、毎日一人で練習を重ねてきた結果、監督にも認められて「何だ、ちゃんとやってたんだね」と言ってもらえたそうです。まとめ:とにかく好きなことに打ち込むこと・その仕事をやり遂げる覚悟を決めること・苦しくても続けること・周りと比べず自分を信じて努力すること