むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 内臓脂肪の話

    店にはもう青いみかんが出ていますね。極早生です。私はこの青くて酸っぱいみかんが大好きです。私が子供の頃は10月の運動会で初ものをいただくのが常でした。秋は食欲の秋、みかんの他にも栗や梨もおいしいですね。植物は自己繁栄のために種をあちこちにもっていってもらうため、美味しい果物を実らせます。動物は、冬に備えて、たくさん食べて脂肪をつけます。太ったほうが寒さに強いのと、冬に食料が少なくなるので皮下脂肪としてカロリーを蓄積しておくのです。したがって、秋に太るのは自然の摂理です。ダイエットが難しい季節ということです。

    脂肪が体につくときに、皮下脂肪と内臓脂肪という2つのパタンがあります。皮下脂肪は御存知の通りお腹などの皮膚の下のついて太って見えます。一方、内臓脂肪は肝臓、心臓、消化管の周りなどに脂肪が付きます。皮下脂肪は単なるエネルギーの貯蔵ですが、内臓脂肪は心疾患などのリスクとなります。脂肪肝も馬鹿にしているとスタミナ不足(だるさ)の原因となったりします。

    内臓脂肪は皮下脂肪と比べてダイエットで減らしやすいことが知られています食べ過ぎないこと、運動することが大切です。栄養学的には、カルニチンという物質が脂肪燃焼には重要です。サプリでも手に入りますが、食材ではラム肉に多く含まれています。ラム肉は高いのでめったに買いませんが、焼肉用のラムはよく売れ残って半額になっているので、私はそれを狙って買います。ハローデイにありますよ。