むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • すばらしい未来の作り方

    横浜ブリキのおもちゃ博物館(http://www.toysclub.co.jp)館長・北原照久さんの講演を聞きました。このご時世ですからZOOM講演会ですが、300名ほど参加していました。三密を避けつつ全国からこれだけの聴衆に講演ができるというのはWEBのおかげです。素晴らしい。北原さんはとても運がいい人で有名です。あこがれの芸能人に会えた(加山雄三さんや吉永小百合さんなど)、おもちゃの博物館という誰も成功すると思わなかった趣味のような仕事で経営が成り立っている、絶対に手に入りそうにない豪邸を手に入れた、などなど枚挙にいとまがありません。たんに運がいいわけでなく、それなりに努力をしたんだというお話。

    努力とは、夢を現実であるかのようにリアルにありありと思い描くことです。博物館の経営にしたら、どんな間取りで、どんな玩具を展示して、入場料をいくらにして、どのようにお客さんに解説するか、全てをもう夢がかなったかのように思い描くこと。そして、その夢を自分だけで持つのではなく、人にその夢を語ること。そして、その夢が実現するまで諦めないでやり続けることが重要だそうです。皆、できないはずはないです。夢を漠然と持たずにいかにリアルに細部まで思い描くかが大切なのです。

    もう一つ、北原さんが講演で引用した言葉。「人の体は食べたもので作られる。人の心は聴いた言葉で作られる。人の未来は語った言葉で作られる」最初の食べ物のことは私がこのブログでいつも書いているので解説しません。心は聴いた言葉で作られる。例えば母親が息子に向かって「あんたはあまり社交的でない、バカがつくほど真面目だ」などというと子供はそのとおりになります。そう聞かされたからです。そして未来!未来は語った言葉でできる。ならば、「私はツイてる、私にはできる」自分で言った通りの未来が来ます。だから、「できない、自分には無理、ついてないなあ」というネガティブ言葉は絶対言わないことです。