むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • やっぱりリモートの時代です

    土曜日は土曜としては過去最高の患者数でした。忙しすぎて、目が回りそうでした。待ち時間が長くなってすいませんでした。落ち着いている患者さんにはできるだけ長期処方をして、混雑解消をはかるよう努力しています。なかには単純な病気ではなく、かなり頭をひねりながら治療法を考える症例もあります。そういう患者さんも、2回目、3回目と来院を重ねると、私の推論>処方>その結果を踏まえた考察>次のアクションというPDCAサイクル(P:プラン、D:Do実行:C:チェック、Aアクション、次の行動)にも似た回路が回り始め、次第に病態把握と治療方針が煮詰まっていきます。それは、血圧が高い人に降圧剤を出すほど簡単なものではありません。時間がかかるのです。

    ところで、この週末は日本内科学会総会です。わたしたち内科医は専門医や認定医を維持するために学会に所属するだけでなく、定期的に学会に参加しないといけません。ほとんどは東京であるのですが、私のように訪問診療の患者さんを100名近く抱えていると、何が起こるかわかりませんから東京に長居はできません。いつもトンボ返りです。旅費のムダ、時間のムダ、そして、学会に参加してもほとんど何も聞かず勉強もせず、参加費を払ったらすぐ帰ってきていました。しかし、今年はコロナの影響で学会がWEB配信となりました。初日の昨日はサーバーがダウンしてアクセス不能となりましたが、今日はバッチリ参加できました。旅費も宿泊費もかからず、土曜の診療が終わってすぐiPadでアクセスすれば、そのまま学会に参加できます。講演を聞きながら弁当を食べますが、リアルの学会に参加するより遥かに勉強になりました。WEB配信、素晴らしい。今後もずっとやってほしいです。

    そして、私が、医局で学会に参加して勉強しているうちに、クリニックのレセコン(診療報酬を計算するパソコン)のバージョンアップが終わりました。東京の電子カルテ会社に終わりましたと電話したら、あちらからリモートで当院のパソコンに入って、電子カルテとレセコンの連携にトラブルがないかを最終チェックしてくれました。時代はリモート、すごいです。日本のどこにいても仕事ができる時代となりました。

    夕方、全部の作業が終わったので、下通りの韓国料理ハヌルにまた行ってきました。私が自分で作るチゲ鍋の味と店の味比べをするためです。結果、自分の味もいい線いっていることを確認できました。それにしても街は5月の非常事態宣言のときぐらい閑散としていました。どの飲食店もやばいです。連休中私が食べに行きますよ。待っててください!