むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • ( )に入る単語を答えよ go ( ) travel

    英検の試験でこのような問題が出て、カッコにtoを入れたら答えはバツです。ご注意!

    月曜は非常にいそがしい一日でした。いつもより遅く午前の診療が終わり、ご飯も食べる暇なく大急ぎで校医をしている中学校へ検診に行きました。今日が今年最後の検診です。少し遅刻しましたが、生徒さん達の集まりがよくスムーズに終了しました。急いでクリニックに戻り、パクパクと5分ほどで昼食。すぐに午後の診療開始です。夕方までノンストップで診療を終えたところで、すぐに着替えて地域医療センター横のヘルスケアセンターで心臓検診班会議です。今年は学校が始まったのが6月だったので、検診のスケジュールも遅れており、現在急ピッチでこなしています。朝の8時半に外来診療を始めて、やっと一息ついたのは夜の8時半でした。12時間ぶっ通しの多忙な一日でした。

    忙しい時は交感神経が緊張しています。この状態が夜も続くと不眠になったり、動悸などの不整脈が出たりします。まずは、オン、オフのメリハリをつけて、休みの時間は仕事を離れて自分の時間を持つことが大切です。お酒を飲むもよし、ジョギングするもよし。NETFLIXでドラマを楽しむもよし。そういう息抜きを意識的にできないと体力が持ちません。

    そういえば、ちまたはGOTOトラベルの話題で持ちきりですね。まだ開始するべきでないという意見が多く、私もその通りだと思います。それより何より、go to travelというのは英語ではとても変です。文法的にはgo for a tripが正しいと思います。しかし、これだけ毎日聞かされると、最初に感じた違和感が薄れてきました。危ないです。受験生の皆さんは変な英語に慣れてそれが正しいと思わないようにしましょう。ただ、キャンペーンの固有名詞としてgo to travelキャンペーンといえば間違いではありません。固有名詞はイメージに基づき勝手につけられるからです。例えば「光の森」。日本語達者なアメリカ人なら、「森の光」なら意味がわかるが「光の森」は意味がわからん、違和感あり、というでしょう。固有名詞とはそんなものです。イメージですから、文法的正しさは関係ないのです。

  • 夜間頻尿を治すには

    日曜は暑かったですね。私は経理関係の雑用をすますため昼間クリニックにいたのですが、かんかん照りと思っていたら凄い雨になりました。結果、涼しくはならず、蒸し暑さが倍増です。その後家に帰ってみたら全く雨の痕跡すらありません。局地的な雨だったのでしょうか?夕方、台湾ドラマと韓国ドラマをいくつかみました。NETFLIXのおかげで楽しい週末。時間がどれだけあっても足りません。

    先日のためしてガッテンでは夜間頻尿の話題でしたね。患者さんがそれをみて、足を高くするようにしたら夜間尿が減ったと言われていました。番組では弾性ストッキングをつける、足を高くする、減塩するの3つを勧めていました。私たちにとっては当たり前すぎて、何の新しい話題でもなかったのですが、患者さんは初めて知ったように言われていたので、まだまだこう言う当たり前のことを啓蒙しないといけないですね。

    私は、夜間尿が多いと言う人には利尿剤を処方します。おしっこが多いと言って病院に来たら利尿剤を出された、と逆のように感じる方も多いと思います。実は利尿剤には短時間作用型と持続的に作用するものがあります。夜間頻尿の場合、朝から短時間作用型の利尿剤を飲んでもらうことで日中の尿量を増やし、水分を夜間に持ち越さないようにします。もう一つは前立腺肥大の治療です。男性の場合、50歳を過ぎると前立腺肥大のために頻尿となることが知られています。これを治療することで夜間尿は減ります。当院は泌尿器科ではありませんが、内科的に考えて夜間尿の治療を行なっています。

  • 看護師(パート)募集のおしらせ

    週末晴れたのは2週間ぶりでしょうか。午前中60名を超える患者さんで相当忙しかったのですが、昼からヘルスケアセンターで学校心臓検診(2次検診)でした。夕方5時までかかりました。ハードな一日でした。久しぶりに晴れたのでウォーキングしました。腕時計(スマートウォッチ)で確認したら1万2千歩でした。通常、歩いて通勤するのですが、この2週間は雨のため歩いていません。久しぶりに歩いたら疲れました。やっぱり筋力低下をきたします。そう考えると、コロナ自粛で家に篭っているとお年寄りなど筋肉が落ちて歩けなくなるのは納得です。

    夜は開業医仲間と意見交換会でした。みんな、コロナ第2波を心配していました。インフルエンザかコロナかわからない患者さんが来たらどう対処すればいいか、保健所が送りつけてきたマニュアルには十分な感染対策をしろ、とありますが、冬のインフルエンザのピーク時はとても混みあいます。混んでいる時に宇宙服のような予防着を着たり脱いだりしている暇はありません。そう考えると、インフルエンザの検査はしないでタミフルを処方するのが最も良いと思われます。待ち時間が短縮されること、スタッフを検査時の感染暴露から守ること。新コロと判明しても軽症は治療法がないことなどからです。

    ところで、当院はコロナの影響も受けずに非常に忙しい毎日です。そこで、看護師さんのパートを募集します(増員)。外来(午前、午後)、訪問診療、訪問看護(みなし事業所)などの一部をお手伝いいただけたらと思います。応募は履歴書を添えて郵送でお願いします。

  • WEB講演(会議)は画像より音声の質が大事

    最近はテレカンファも多く、製薬メーカー主催の講演会もWEB配信が主流となってきました。直接演者と会って名刺交換などができない点は残念ですが、それにもましてメリットがたくさんあります。まず、交通費。クリニックから街中のホテルの講演会場まで夕方のラッシュアワーに30分以上かかります。タクシーを使えば片道二千円。WEB講演なら時間もお金も節約できます。もう一つは演者の問題ですが、日本中どこにいても講演できます。わざわざ熊本まで来てもらわなくても夕方まで東京で診療した後に講演することさえできます。仕事効率を考えると凄いことです。

    演者にとって辛いのは、日本全国の講演家がライバルとなります。地域格差がなくなるため、超一流の講演家とクオリティーで勝負しないといけなくなります。今までは熊本である講演会は熊本大学の先生がすることも多かったですが、WEBだと交通費がかからないので世界中全てが舞台となります。ワールドワイドな時代になりました。切磋琢磨しないといけません。

    WEB講演だとスライド共有の場合、演者の画像に凝る必要はないので、カメラは簡単なものでいいでしょう。一眼レフもいいですが、ハンディカムあたりでキャプチャーボードを使えば満足の画質です。最も大事なのは音声です。間違ってもパソコン内蔵マイクなんて使わないことです。私はユーチューバー一押しのFIFINEのコンデンサーマイクを使っています。五千円くらいですが、驚くほど素晴らしい音質です。さすがに、ユーチューバーは音声で伝えてナンボなので、音へのこだわりが凄いです。逆に、音にこだわっていないコンテンツは聞きづらくて見る気がしません。

  • お盆休みのお知らせ

    来月のお盆休みについてご連絡します。今年は8月13日(木)から16日(日)までがお盆休みとさせていただきます。昨日、今日あたりがちょうど4週間前にあたります。本来なら、もっと前からお知らせしておくべきでしたが、あまりの忙しさに、うっかりしていました。この数日で1ヶ月分の処方をした患者さんは数十名いると思われます。休み中に薬が切れないように、ご注意願います。今日診療が終わる頃に気がついたので、申し訳ありませんでした。

    今日は夜に、WEB配信の漢方セミナーに参加しました。演者は熊本赤十字病院の加島先生でした。新型コロナを漢方で治す方法についての解説ですが、何百年も前に中国で流行った疫病をどのような処方で治したかと言う文献考察が素晴らしかったです。現に、武漢の新コロ患者の8割くらいは漢方治療で対応できたと言われていますので、軽症(人工呼吸などの不要なもの)なら私たち漢方専門医が頑張らないといけません。それにしても、東京ではどんどん陽性者が出ていて不穏な空気ですが、よく新聞を見ると、全国で重症者(ICUに入るレベル)はたったの6人しかいません。

    と言うことは、軽症か無症状の陽性者がどんどん増えているわけですが、これは、みんながワクチンを打っているのと同じ意味です。国全体に免疫がついてくれればこんなに喜ばしいことはありません。陽性者が増えた増えたと不安を煽るのではなく、誰も死んだりしていない現実を見て喜ばないといけません。私見ですが、夏は太陽の光のおかげで体内のビタミンD濃度が上がります。ヨーロッパや東南アジアからの報告で、血中ビタミンD濃度の高い人は重症化しないと言う事実が知られています。そう考えると、夏は重症になる人は少ないと考えられます。危ないのは昼寝て夜活動する飲み屋さん関連の人たちですね。日に当たらない人はビタミンDを飲んでおきましょう。

    久しぶりに雨が上がり、田んぼも緑鮮やかに輝きます 南区良町