むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • みんなの不安が日に日に高まって来ています

    連休明けの月曜日、大変な混雑で待ち時間が長くなりすいませんでした。難しいパズルを解くような症例が立て続けにあったので、一例一例に時間がかかりました。みなさん、体調不良と不安で来られているので、できるだけお一人お一人のコマッタを解決して差し上げたいと思っています。同じ症状でも、検査したい人、検査は他院でして異常なかったけどいつまでも治らないからなんとか治療して欲しい人、日赤などに紹介状を書いて欲しい人など人それぞれです。こちらが良かれと思ったことが必ずしも患者満足度に反映しないため、まずは、何をしてほしくて来院されたかのヒアリングに時間がかかります。

    多くの人は、37度あるかないかくらいの微熱だけで、コロナではないかと心配して来院されますが、クリニックではコロナの検査はできません。たとえ保健所に相談しても、微熱ぐらいで検査することはありません。今、保健所はクラスター探しに必死で、患者と接触した可能性がある人たちをどんどん検査して、感染者をピックアップしています。ほとんどの人が無症状です。そんな人達のカウントしてもなんの意味もありません。保健所が公衆衛生的興味でやっていればいいことで、わたしたちにはたいした影響はありません。

    こういうふうに無症状の陽性者がたくさん出ているということは、店の入口で熱を測ったりしても意味がないということです。熱がなくても陽性の人がたくさんいるからです。先日、下通りの中華料理店にいったら、店員さんがフェイスガードしていました。その人から、体調はいかがですかと聞かれました。バカバカしい。フェイスガードは医療従事者が感染の可能性の高い人のマスクを外して口の中に綿棒を突っ込むときにつばが飛んでくるのを防ぐもの。一般人にとって、マスク以上の防御効果なんてあるはずありません。客をバイキン扱いするような店には2度と行きたくないですね。