むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • らっきょうは体にいい

    日曜は休日当番医でした。当院は通常から忙しいので当番医のほうがむしろ楽でした。のんびり診療です。ほとんどかぜと胃腸炎です。皆さんちょっと熱があるだけでコロナではないかと心配して来院されますが、まずそんな心配はありません。万一コロナだったとしても、軽症の場合はただの風邪と同じですから、家で安静にして過ごしてください。どちらかといえば胃腸炎のほうが多かったのですが、弁当を食べてあたったみたいな方もおられました。最近はテイクアウトが盛んですが、コロナの影響で泥縄式に弁当を作って売っている飲食店がたくさん見受けられます。すべてが、保健所の許可を得ているわけではなく、おおめに見てもらっているだけなので、衛生管理が悪いところは気温の高いところで保存して食中毒を起こす場合も考えられます。飲食店の衛生管理は弁当の値段と関係ありません。店主や従業員さんたちの心がけ一つですから、弁当は信頼おける店で買いましょう。その点、コンビニは消費期限に厳しいので安全です。

    今日、セブンイレブンに行って品揃えを見て回ったのですが、なんとらっきょうの酢漬けが100円でした。成分表をみても、らっきょう、塩、砂糖、調味料と書いてあります。調味料が何かは書いていないのですが、無添加に近い印象を受けました。らっきょうはカレーライスに添える程度のものと思っているかもしれませんが、とても体にいい食材です。リーキーガットといって、腸の壁が慢性炎症によりタンパク質などを体内に通過させてしまう病気があります。いろんなアレルギーや慢性疲労の原因となります。リーキーガットの原因として小麦アレルギーが有名ですが、消化管のカンジダ(カビ)も問題となります。

    じつはらっきょうを始め、にんにく、玉ねぎなどはカンジダを退治する働きが強い食材です。慢性疲労、食後のお腹のはりなどで困っている場合、毎日の御飯のお供にらっきょうをおすすめします。セブンで100円ですから、簡単です。