むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 生活は元に戻ったがシステムは変わった

    フーディーワンに買い物に行ったら、レジに設置してあったビニールカーテンが撤去されていました。コロナ前の平和な風景です。しかし、買い物カゴを持ってレジに並んだら、やっぱりコロナ前とは全然違います。列に並ぶ人が1mずつくらい間隔を開けるようになっています。ところが、夕方の店内は人でごった返しており、最初の3人くらいは1m間隔に間を開けていますが、その後にはぎゅーぎゅーで10人近く並んでいます。なんだこれは。しかも、レジ係の人はビニールカーテンの設置してあったわずか2ヶ月くらいで愛想を失ってしまったようです。ビニールカーテンがなくなっても、全く愛想なく、ただレジに商品を通して、おつりをくれるだけです。全く笑顔や気遣いができなくなっています。コンビニの方がよほど愛想いいです。

    街は車も増えて、以前のような世界に戻りました。しかし、働き方は大きく変わったままです。私たちの場合、診療が終わって製薬会社の人と会ったり、製薬メーカー主催の勉強会に顔を出したりしますが、ほとんどがオンライン化されてしまいました。勉強会は講演を聞くのが勉強と思われるかもしれませんが、実際はそれは目的の半分。あとの半分は、参加者同士のコミニュケーションです。名前は知っていてもさほど親しくないクリニックの先生と、勉強会の後に挨拶したり一緒にお酒を飲むと交流の輪が広がります。その結果、今度何かあったら紹介するのでよろしく、という関係性ができるのです。オンラインではそういった横の広がりが期待できないので、よほど講演の内容が魅力的でないと参加する価値はありません。

    とはいえ、最近はZOOM講演会のおかげで熊本にいながら全国のセミナーに毎日のように参加しています。面白い話もあれば、特に得ることのない場合もあります。しかし、WEB講演会では地方と都会の格差がなくなります。情報を求めれば得られるわけですから、ボーと過ごしてはいけません。積極的に必要な情報をとりにいかなければ、いらない情報に溺れてしまうことになります。