就活の際に、志望動機は？と聞かれたときにたいていの人が用意する決り文句が「御社の理念に共感しました」というのがあります。今や定番過ぎてNGアンサーみたいになっています。しかし、本来ならば、会社の理念に共感して、というのは会社を志望する最も大切なポイントだと思います。なぜなら、会社の理念には社長（創業者）の会社設立のときに考えた願いが込められているからです。そこには、会社の社会における存在意義、運営にあたっての基本的考え方、社員の規範などが書かれています。みなさんは自分の会社の理念をご存知ですか？

もしかしたら公務員の場合、理念が明文化されていないかもしれません。しかし、その際は、自分で考えてみましょう。例えば、あなたが消防士さんだとします。消防署はなんのためにあるか、火災の消火、人命救助、レスキューなどでしょう。そこで、消防署の職員なら消火や人命救助の勉強と訓練が欠かせません。

職場にとても厳しい上司がいたとします。怖くてまともに相談や連絡ができないとどうなるか。消火活動などがスムーズに行かないだけでなく、場合によっては自分の命が危険にさらされることもあります。だから上司は厳しいのかもしれません。目先のこと（上司が怖い）だけにとらわれず、自分は何をするために今の会社で働いているのかという大義を考えると、多少怖い上司がいても納得することでしょう。会社理念を毎日唱えて自分の仕事のモチベーションにしましょう。職場でのストレスが減ると思いますよ。