むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ダイアモンド・プリンセスはカオス状態らしい

    神戸大学の教授で感染症の第一人者である岩田健太郎先生が厚労省に掛け合ってダイアモンドプリンセス号に入れてもらったそうですが、感染症対策は全くなされておらず、カオス状態だったとのこと。エボラの流行るアフリカより怖かったということです。彼自身がみたことをYouTubeにアップされていますが、声も震えていて臨場感溢れます。

    https://youtu.be/W3X3RSmf7ds 

    結局、一日で船から追い出されて、感染症の専門家はいらないとお払い箱になったそうです。SARSのはやった当時の中国よりも情報公開されておらず、隠蔽体制が状況を更に悪化させているらしいです。まだまだ収束しそうにありません。大変な状況です。岩田先生はこのYouTubeを英語でも公開されたそうなので、おそらく外国からの圧力が来てやっと変わるだろうと思います。日本は黒船みたいな外圧がないと変われないのです。

    外圧と言えばもう一つ思い出すのはTPP絡みで、日本独特の軽自動車の税金が普通車より極端に安いことで外国車の競争力を落としているので、軽自動車の優遇を廃止するように圧力がかかっています。これに対して、どこかで読んだコラムでは、軽自動車のシステムを廃止する必要はない。小さく燃費の良い車は狭い日本に適している。軽自動車の税制優遇を廃止して税金を上げろと言わずに、普通車の税金を今より1万くらい安くして軽自動車との差を小さくすればすむことだと言っていました。そのことで、普通車が今よりたくさん売れれば、税収は落とさず、自動車メーカーも儲かるということ。いい考えです。

    車の話繋がりで、車検について。アメリカには車検はありません。全て自己責任です。日本の自動車は性能もいいし、ちょっと調子悪いとみんなすぐに近所の整備工場やディーラーに持っていきます。それなのに車検をするのは整備工場などの関連産業を潤すためでしょう。車検ビジネス市場は5兆円もあるそうですよ。