むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 病院は癒やしを与える空間でありたい

    日曜は熊本大学病院で東洋医学会熊本県部会でした。私が会長なので準備が大変でしたが、無事に終わることができました。学会の経営難のため、超低予算の学会でした。協力いただいた皆様には感謝です。漢方薬で助かっている人は相当います。更年期、不妊、冷え性、自律神経失調、慢性疲労などなど西洋薬だけで十分対処できない分野に役立っています。それなのに、厚労省は湿布やビタミン剤などと同じように保険から外そうとこれまで何度もしてきました。いくら国の保険が破綻しそうだとはいえ、漢方はそんなに国の予算を食っている分野ではありません。漢方すべての保険請求額はコレステロール治療薬1剤分しかないと言われています。最近は、何千万もする抗がん剤とか何百万もする肝炎治療薬が保険収載となり、そういった薬が国の予算を相当食っていると思います。そのとばっちりで漢方を保険から外すような議論はまちがっています。国会議員や官僚の皆さんにもちゃんと理解していただきたいものです。

    その国会ですが、国の法案など全然審議せず、桜を見る会の招待客のことばかり延々やっています。私たちの税金を使って、こんな非生産的な議論ばかりを国会でしないでほしいと思います。よほど、法案審議が嫌なのか、目立ちたがりのパフォーマンスにはうんざりします。ちゃんと国会議員としての仕事をしない人や政党には次の選挙ではやめてもらいたいと思います。

    夕方、「坂上指原潰れない店」という番組を見ていたら、潰れそうな居酒屋を立て直す企画があっていました。アドバイザーは「富士そば」の会長さんです。居酒屋は癒やしを与える空間であること、お客さんをいつも笑顔で迎えること、いつもお客さんの立場で考えること、いつもお客さんを笑顔で見送ること、と言っていました。同じことは病院経営にも通じると感じました。

    久木野 ホギホギ神社(宝くじの神様)