むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 肺炎の予防法 及び めまいを治す方法

    試してガッテンをみて、驚きの発見の連続でした。まず、誤嚥性肺炎の予防。口を開ける力が弱いと誤嚥しやすいそうです。本気で口を開けることで、筋肉が強くなるとのことです。10秒ほど力いっぱい口を開けるx一日5回で2週間ほどすると効果が出てくると言っていました。ただ、私が心配するのは口を力いっぱい開けるとあごがはずれる人がいることです。それを予防しながらこの運動をするには、自分の手で顎を下から上へ押し上げ、その手を押し下げるような力で口を開けると、口を開けすぎずに筋トレできると思います。ぜひそのようにやってもらいたいと思います。

    もう一つは、めまいの治療。私も最近めまいを起こしたので興味深く見ました。私の場合、寝た姿勢から体を起こすとグラっと来たので、良性発作性頭位めまい症という診断です。耳石が三半規管に入ってしまった際にめまいが起こるので、体操によって引っかかった石を戻す運動で改善します。面白いように治るので、わざと何度もめまいが起こる頭の動きをし、体操して治療する練習をしました。今や、自分のめまいは一発(30秒ほど)で治せるようになりました。いい経験でした。そして、今日のガッテンでは、この耳石が三半規管へ落ち込まない方法を紹介していました。

    それは、寝るときに頭をあげて寝るというもの。枕を高くするのみでは不十分みたいで、番組では腰から頭にかけて目標は45度上げると言っていました。ギャッジアップできる介護ベッドなら簡単ですが、家庭でするには毛布などをたくさん重ねないとその角度は出ません。無理せず少しずつしないと眠れないと思いますが、慢性めまいで困っている場合やって見る価値はあると思います。ただ、耳石と関係ないメニエール病だと、この方法では改善しないと思います。