むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 舌痛症は難しい疾患

    いよいよ増税です。準備に追われて大変だろうと思います。単純に10%になるならまだしも、軽減税率なんて混乱すること必至です。夜遅くまでシステム変更や値札の付替えなどご苦労さまです。当院の電子カルテも夜にアップデートしました。レセコン(会計用のコンピュータ)は事務員が手作業で改定してくれました。大変な作業だったと思います。それに加えて病院は月初に前月のレセプトをすべてチェックしないといけませんから、事務的な慌ただしさは今週ピークを迎えます。

    郵便局はかんぽ生命の不祥事で話題ですが、この消費税増税で郵便料金が値上げされることを全然周知していませんね。みんな知らずに今まで通りの切手を貼って郵便を出したら、追加料金の徴収などでまたまた手間がかかります。たった1−2円の値上げですから、追加料金を徴収するほうが手間です。それでも、黙って見過ごすわけにはいかないでしょうから、事業としては大赤字でしょう。もっとテレビや新聞で告知すべきだと思います。

    ところで、舌が痛いという舌痛症という病気があります。原因は単純ではありません。舌カンジダのような感染症、亜鉛などの栄養不足、シェーグレン症候群などの膠原病、その他色々あります。また、舌がいたいとイライラしたり、絶望的になったり、精神をやんでしまうことが多くみられます。歯科に行ったり、耳鼻科に行ったり、漢方に走ったりしますが、どこにかかってもなかなか難しい病気です。当院でも数人みていますが、決定的な治療法はないので、コツコツと理論を考え、治療法を研究しています。

    萌の里