むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 訪問診療にも力を入れています

    認知症や足腰の問題などで通院困難な場合、通常は介護保険が適応になります。介護保険をお持ちの患者さんで通院が困難な場合は、訪問診療の対象となります。当院からは、老人ホームなどの施設だけでなく、個人宅にも訪問診療しています。まだ介護保険を申請していない場合、ご相談いただけると当院で主治医意見書を作成して介護審査をうけることが出来ます。要介護度によっていろいろな介護サービスを受けられますが、訪問診療もご依頼いただければ検討します。当院では通常の外来診察に加えて、訪問診療にも力を入れています。ほぼ毎日昼休み時間を利用して回っています。今のところ東区と南区を対象としています。

    一般的に、訪問診療は2週間に一度定期的に訪問して診察、処方を行います。必要なら薬局との契約で薬も自宅に届けてもらうことが出来ます。訪問診療とは別に、体調不良のため緊急で来てほしいという場合は往診も可能です。ただし、毎日のクリニックでの外来業務やあらかじめ予定している訪問患者さんのスケジュールがありますからいつでも可能というわけではありません。タイミングが悪い場合は日赤などの救急病院に行っていたくことをおすすめする場合もあります。ただ、日頃から訪問診療している患者さんの場合は往診依頼にもできるだけ優先的に対応します。また、入院が必要な際には病態に応じて適切な病院や施設を探すお手伝いをします。

    ガンの末期などで最期は自宅で過ごしたいと希望される場合、訪問診療の他に訪問看護も必要となります。そのようなサービスを入れてきちんと対応しておけば、私の経験上、病院で最後を迎えるより自宅のほうがはるかに穏やかできれいな最期を迎えることができると思います。当院では、このような看取りを含む訪問診療を承っています。