むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 謎の病気は栄養失調かも

    やっと熊本地方の桜の開花が宣言されたようです。今年は標準木が変わったらしいのですが、あたりはとっくに咲いているのに開花宣言が遅れたのは標準木変更のせいでしょうか。小中学校は春休みに入り、クリニックの前にある公園では親子連れの花見客が絶えません。楽しそうな声がひびいいてきます。

    この時期は昼暖かくても朝晩はかなり冷え込みます。風邪や胃腸炎の患者さんが結構多い印象です。体調管理には気をつけましょう。転勤や引っ越し、進学などで気が張っている人はあまり風引かないと思いますが、一段落した頃にどっと疲れが出ます。そうならないようにするには、日頃からビタミンCを十分とっておくのが良いと思います。

    最近、とても難しい患者さんが大勢来院されます。日赤などすでに何ケ所もの病院で精密検査を受けたけど異常なしだったと言うものです。データに異常なくても、微熱や倦怠感などいろんな症状で困っておられる方ばかりです。最近私のやっているオーソモレキュラー療法によるデータ深読みをすれば、他院で正常と言われた検査データからもいろんな病態が読み取れます。なかでも多いのがビタミンと蛋白不足です。胃腸が悪くて食が細い人もいれば、忙しくてきちんと食べていない人もいますが、栄養不足から多くの体調不良が説明できます。そういう患者さんには「バランス良く」とか「塩分控えめ」などという通り一辺倒の栄養指導ではなく、事細かにお話しています。