むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ファスティング(絶食)の効果について

    昨日のブログでかきましたが、「月曜断食」という本を読みました。とてもいい本だと思います。内容からすると、健康のためのダイエット(食事制限)というより本気で痩せるためのノウハウ本です。書いてあることを守って実践すれば、1ヶ月後には必ず結果が出ると思います。そういう意味では、ライザップのような何十万もするダイエットやスポーツジムに入会してせっせと汗を流すよりよほど経済的で結果にコミットしていると思います。本気で痩せたい人、何度ダイエット法にチャレンジしてもうまく行かなかった人など一読することをおすすめします。ネタバレになってはいけないので、詳細は書きません。本を読んでみてください。

    一方、痩せるためではなく、健康増進のために月曜断食をやってみたいという人もいると思います。その人には私なりに考えたアドバイスがあります。興味ある人は、まずこの本を読んでからご相談ください。断食にはいろいろな効能があります。当然、胃腸を休めることになりますから、体の疲れが回復するのは間違いありません。人は消化吸収にいかにエネルギーを使っているのかやってみるとわかります。絶食することで元気が出て力も湧いてきます。食べないことで血糖の変動がなくなり、ケトン体が出てくるのですが、ケトンのおかげで頭脳明晰となります。また、免疫をたかめるため、風邪にかかりにくかったり癌になりにくいというメリットがあるそうです。

    ただ、毎日断食すると栄養失調になりますからせいぜい書いてあるとおり週1回程度がいいでしょう。そうでなくても16時間以上絶食すれば同じ効果が期待できるそうですので、晩御飯を夕方7時にすませて午前11時過ぎれば16時間のプチ断食です。つまり夕食をは早めに食べて朝ごはんを抜くことでプチダイエット(断食療法)となります。月曜断食が難しい場合のオプションとなります。やってみると案外簡単ですよ。

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