むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 食事制限ではなく食べて治す時代です!

    今日は、公立高校の合格発表でした。うちは受験も終わり平穏な日々ですが、皆さん、いかがでしたか?高校が決まるまではハラハラ・ドキドキのことと思います。患者さんのお子さんやお孫さんも進学が決まりましたとお喜びの報告が続々とあっています。春はすぐそこですね。

    先日、健康番組を見ていたら、中性脂肪を下げる食材として、豚肉が取り上げられていました。これは、今までの健康常識をくつがえすびっくりネタです。おそらく、病院の糖尿病教室などで栄養指導を受けると、脂質異常の患者さんには肉などの脂身は避けるように指導されると思います。実はそれがまちがいだったとは、きっと栄養士さんたちは信じてくれないことでしょう。番組では1週間豚肉メニューを食べ続けた結果、中性脂肪はきっちり下がっていました。食べ方としては、しゃぶしゃぶとかソテーとかありますが、おすすめは豚汁だそうです。肉汁を逃さず全部いただくのがポイントです。

    中性脂肪を下げる食材として豚肉以外では、えごま油、亜麻仁油、魚の油(EPA/DHA)などがあります。これらを積極的にとることで中性脂肪は下げることが出来ます。以前なら、脂質異常症だから油ものは食べるな、といっていましたが、今やいい油成分を積極的に食べて治す時代です。これまで栄養学には科学的根拠なく信じられてきた迷信みたいなのがたくさんあります。やっと科学の光があたってきましたが、今の所頼りになる情報は病院の栄養士でからではなくテレビや雑誌でしか手に入らないと思います。

    嘉島の浮島神社