むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ものを大切にする心こそ

    東日本大震災から8年。あっという間に結構な年月が過ぎています。この8年でうちの子供は小学生から大学生になり子犬のゴンはシニア犬になりました。私はNTT病院から桜十字病院を経て今のクリニックを開業し、もうすぐ3年です。いろんな事がありました。熊本でも震災を経験しました。大変なことが多かったですが、試練は私たちを成長させます。今こうして元気に暮らしていることが何よりの幸せです。

    九州電力からお知らせの手紙が届いたと思います。明細書を電子化したいと言う趣旨の手紙でしたが、一緒に入っていたお知らせに、川内原発が順調に稼働しているおかげで電力コストが下がりました、つきましては、平均1%の電気料金を引き下げます。とありました。1%だと、毎月1万円払っている家庭で100円安くなる計算です。バカにしていますね。原発の危険を犯して100円安くしてもらわなくてもいいです。鹿児島の川内には私の兄妹親戚も住んでおり、原発が可動していることは心配しています。もし川内で事故があれば、熊本市内でも安全ではありません。

    一方、太陽電池も大変な環境破壊です。阿蘇の外輪山にできているメガソーラーなんて熊本市内からでもギラギラと光って見えます。よくあれだけの森林を伐採したものです。家庭にソーラーパネルを設置して売電している家庭は、売電するからには事業所とみなす、とありました。事業所であるからには、定期的な安全点検の義務があるそうです。業者の口車に乗せられて太陽電池を設置しても、売電料金がどんどん下がり設置コストが回収できないと見ると、これからは売電ではなく蓄電の時代だと、蓄電装置を買わされ、挙げ句に太陽電池は火災の危険があるという話になり、踏んだり蹴ったりです。大事なのは原発や太陽電池ではなく大量消費、過剰包装をやめ、モノを大切にする心だと思います。

    御船の華ホタルにて