むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 寒天は不老長寿の食材

    テレビネタ3日目です。不老長寿にいい食材として寒天を勧めていました。1日2gで良いそうです。スーパーなどで売ってある寒天はたいていお菓子の材料で赤や緑に着色された棒状のものです。とんでもないどぎつい色がついているので、通常の料理には向きません。味噌汁にちょっと入れるだけでいいのですが、変な色になってしまっては食が進みません。

    私がいつも食べている寒天は粉寒天です。すぐ溶けるので水で戻す必要もありません。ネットで探せばすぐに見つかります。買うと軽量スプーンがついてくるので簡単です。1杯1gです。夏は寒天にココアを混ぜて固めて食後のデザートにしていましたが、冬は寒くてそんなのは食べる気がしません。やはり味噌汁やスープに混ぜるのがいいと思います。

    寒天が体にいいのは食物繊維です。人は食物繊維を消化吸収できずに、そのまま大腸に行きます。腸内細菌はそれを餌にするため、腸内環境を整えるのに有効です。食物繊維にはセルロースのような不溶性と寒天などに含まれる水溶性がありますが腸内細菌は水溶性の繊維を好みます。どちらも便秘解消には有効ですが、水溶性食物繊維をとるのは大事なことです。

  • 冷え性にいい食材

    昨日の続きです。同じテレビの健康番組で冷え性を改善する食材についてやっていました。これまで、冷え性には生姜が有名でしたが、今回の番組では違いました。紹介されたのはまいたけです。まいたけの他にしめじもいい感じでした。番組での検証では、手足がサーモグラフィーで見ると真っ青の人に毎日まいたけを食べてもらうことで末端の冷えが改善していました。

    番組で言っていたのはまいたけに含まれるナイアシンとベータグルカンが冷えにいいそうです。私も5年くらい前から結構な冷え性で特に手が冷たくなるので、冬場に患者さんの体に触れるのを躊躇するほどです。しかし、去年からメガビタミンを摂るようになり、だいぶ冷えが解消してきました。血行を良くするのはビタミンEです。私は毎日800単位とっています。ナイアシンはATPという体のエネルギーを産生するミトコンドリアで必須のビタミン(B3)ですが、わたしはこれが冷えに効くとは認識せずに毎日ナイアシンアミドとして1000mgとっています。ベータグルカンはカビやきのこにふくまれる成分で、まいたけに限らずきのこならふんだんに含まれます。私はまいたけ、しめじ、えのき、しいたけのいずれかをほぼ毎日とるようにしています。

    そういったビタミンやきのこがきいたのかどうかはわかりませんが、私の冷えは去年よりかなり改善しています。番組で示されたデータではまいたけが一番でした。まいたけは安いし美味しいので、毎日取ることは難しくありません。冷えでお困りなら試す価値アリです。