むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • Consumer Reports(コンシューマー・リポート)

    アメリカ版「暮しの手帖」の”Consumer Reports”(コンシューマー・リポート)という雑誌があります。スポンサーに気兼ねすることなく商品テストをして評価する雑誌です。留学中はいつも楽しく読んで、パソコンを買ったりするときに参考にしていました。今日、久しぶりにネットでこのConsumer Reportsを見てみたら、信頼できる車メーカーランキング2019というのが出ていました。興味深かったので、簡単にご紹介します。

    https://www.consumerreports.org/cars-driving/which-car-brands-make-the-best-vehicles/

    最も信頼できる車メーカー第一位は・・・「スバル」でした。5位レクサス、6位マツダ、9位トヨタ、13位ホンダ、21位日産という感じです。外国車では3位ポルシェ、4位アウディ、7位BMW、17位メルセデス・ベンツという感じです。英文ですが、上のリンクで簡単にみられます。スバル、すごいです!ポルシェより上です。日産がだめなのは会社の問題かもしれません。

    スバルはトヨタや日産に比べれば小さな会社ですが、昔から水平対向エンジンとか日本で初めてのアイサイトという自動緊急ブレーキを開発したキラリと光る会社です。アメリカがこのスバルを高く評価してくれているのは嬉しいことだし、この雑誌が世界のブランドを偏見なしにきちんと見てくれているのが、さすがだと思います。

    週刊誌などでは病院ランキングをよく見かけます。手術件数とか、在院日数などでランキングされます。我々クリニックはそのようなランキングには関係ない弱小ですが、スバルのように小さくてもキラリと光る存在になりたいと思います。

     

    熊本県庁前

  • 花粉症を根本から治す

    今年の(熊本の)花粉は例年になく多いようです。患者さんも何年ぶりで発症したとか、今年はじめてという人が結構来られます。そういう私も、例年は軽い症状だったのが、今年はとても「ひどかった」です。私にとってはすでに過去形です!昨日のブログでかきましたが、ビタミンDの大量摂取で驚くほど改善しました。今日はくしゃみが2−3回出ましたが、それだけでした。通常のアレルギー治療薬は症状を抑えるだけ(対症療法)であるのに対し、ビタミンDは根本治療です。驚くべき効果です。

    私の花粉症がこんなに劇的に改善したのは、理由があると思います。それは、日頃からビタミンDを1万単位、週2回飲んでいたことで、私の体内のビタミンDはわりと充足していたと思われます。そこで、花粉症治療の目的で1万単位を毎日飲み始めたら一気に有効域に達して3日で改善したのだと考えられます。みなさんがまねしても3日で治ることはないと思いますが、有効性は十分期待できます。

    私のブログを見てさっそく花粉症の患者さんが来院されています。ビタミンDですが、国産のサプリは1錠が1000単位なので、私の飲んでいるアメリカ製の10分の1です。日本製が一袋に30粒入っていても、私の飲み方なら1日10粒で3日しかもちません。それでは大変なので、高用量のアメリカ製をおすすめします。ご来院いただいた患者さんには入手法や飲み方を指導します。ネットで買っていただくので処方箋はありません。病院にとっては全然儲けになりませんが、皆さんの健康と幸せを追求するのが我々の経営理念です。

    ローズマリーの花。葉の部分はとてもいい香りのするハーブです。魚のソテーなどでフライパンの油に入れるといい香りが付きます。5センチくらいの枝を花瓶の水につけておくと根が出てくるので、挿し芽するとどんどんふやすことができます。

  • 花粉症は1週間で治る

    「花粉症は1週間で治る」というタイトルの本があります。

    512nG+yrIfL._SX341_BO1,204,203,200_.jpg 私が糖質制限やオルソモレキュラー医学の勉強をしている溝口徹先生の著書です。にわかには信じがたく、単に奇をてらっただけのタイトルのように思えます。今日届いたので読み始めました。この本は、アレルギー体質がどのようにして起こるか、生活習慣をどう改めるべきかが書いてあります。しかし、キモとなる重要な部分は一言です。実はこの本を買う前にアマゾンで書評をいくつか読んだのですが、すでにそこに書かれていることが全てです。完全にネタバレです。

    そのキモとなるのはビタミンDの大量摂取です。日本製のビタミンD製剤では1日5−10錠も飲まないといけません。私がiHerb.comで買ったアメリカ製は1錠で日本製の10錠分です。あまりに高濃度すぎるため副作用の心配もありこれまでは週に2回(月木)で飲んでいました。しかし、これを毎日飲むことで花粉症は治るということです。折しも、私は先週から花粉症を発症して仕事中に鼻が詰まったり鼻水が出て困っていました。前に蕁麻疹が出たときにも書いたのですが、抗ヒスタミン(アレルギー治療)薬は眠くなるため、仕事のパフォーマンスが落ちます。私の場合、集中力が途切れると大勢の患者さんに対応しきれないので、抗ヒスタミン剤は避けないといけません。しかし、それでは鼻水が辛いのです。私なりに勉強して、ビタミンDを大量摂取するときはビタミンK2を併用する必要があると知っていたので、K2も注文しました。

    先週金曜にビタミンK2が届いたのでビタミンDを1万単位、K2を100マイクログラム飲み始めました。そして3日飲んだ月曜日。驚くことに鼻はすっかりよくなりました。今日一日マスクもせず通勤の往復で1時間外を歩いて、犬の散歩もしましたが、くしゃみの1回も出ませんでした。驚きの効果です。本のタイトルはセンセーショナルですが、私はそれを上回る「たった3日」で治りました!!あまりにすごすぎて耳鼻科の営業妨害になってしまう恐れがありますから、このブログを読んでいただいた方だけにお勧めします。

  • 冷え性とビタミン

    今まで日曜の夜は「鉄腕ダッシュ」と「イッテQ」を見るのが習慣でしたが、最近はぱったり見ることがなくなりました。考えると、TOKIOの山口くんが脱退してから面白くなくなったような気がします。イッテQの方はベッキーを切った頃からからだんだん面白くなくなった気がします。最近は、民放はスポンサーの顔色を伺いながらイメージダウンのない番組作りを優先し、面白くてもリスクが有る場合リスクを取らないという風潮だそうです。思い返すと、昔のTV番組は無茶苦茶やっていました。元気が出るTVとか志村けんの番組など本当にバカバカしくて面白かった思い出があります。こういうバカが許されない時代というのは、とても堅苦しくて味気ない気がします。やんちゃは世の中のスパイスです。

    話は変わって、日曜朝は「元気の時間」という健康番組があります。冷えと温活の話でした。出演していたのは帯山中央病院の渡辺先生でした。渡辺先生は東京にもクリニックを持っているので、最近ではよくTVで見かけます。私は渡辺先生とは古くからの漢方仲間です。冷え性というのは西洋医学ではなかなか治す方法がないと言われています。私はずっとそう信じて漢方で冷え性を治療していました。しかし、最近西洋医学でも治す方法はあると気が付きました。

    熱エネルギーを作るには適度の炭水化物を食べる必要があります。そして、それを代謝するのにビタミンB1、B2,B3,B6、鉄などが必要です。また、末梢の血管を拡張し、循環を良くするためにEPA(エイコサペンタエン酸)、ビタミンC, ビタミンEなどを十分摂取する必要があります。このような治療で冷えはずいぶん改善するのですが、残念ながら保険適応の範囲では治療効果は出ません。保険で認められる量の何倍ものメガビタミン(大量のビタミン)摂取が必要です。

  • 待ち時間対策について

    土曜日は平日来れない患者さんでいっぱいになります。平日より多少待ち時間が長くなることがありますが、ご了承ください。最近は、平日でも100人近い患者さんにご来院いただいているので、それくらいの人数はスムーズに対応できるようにシステムづくりに取り組んでいます。血圧の薬などを定期的にもらうだけという場合、治療がうまく行っているか、副作用がないかなどをすばやくチェックして処方箋をお渡ししています。処方に追加や変更なくいつもの通りの薬でいい場合、クイック診察も行っています。ご希望の方は受付にお伝え下さい。この度、待合室に自動血圧計を導入しましたので、血圧手帳を持参していない場合、できるだけ待合時間中に血圧をお測りください。通常の治療以外に相談事がある場合は、処方がいつもどおりでも時間がかかりますので、クイック診察には該当しません。

    漢方や心療内科も標榜している関係で、なかには非常に長いお話をされる患者さんもおられます。深刻な悩みなので、短時間に切り上げることも出来ません。できるだけしっかりとお話を聞きたいと思っています。そのためにあとの患者さんには待ち時間が増えてしまい、申し訳なく思います。その対策としては、心療内科の新患さんには順番を前後してお待ちいただくことをご了承いただいています。その間に再診の患者さんを優先的に診察しています。

    通常心療内科はどの病院も1ヶ月待ちです。しかし、患者さんにとって見れば、ストレスや不安でいても立ってもいられない、いますぐ見てほしいという人が大勢いらっしゃいます。当院でも、私の時間が取れる限り対応したいと思っていますが、全部が全部対応できるとは限りません。特に、躁うつ病や統合失調症、小中学生の不登校などは心療内科の域を超えていますので、精神科の受診をおすすめしています。