むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • インフルエンザ検査キット高感度リーダーを導入しました

    それにしても寒くなりました。往診中は雪が降って気温も4度くらいにしか上がりませんでした。私は歩いて通勤していますが、ついにマフラーと手袋をしての通勤です。今日になり、インフルエンザの患者さんが急増してきました。年末年始は帰省したりして人と合ったりする機会が増えるので、流行のきっかけとなります。注意してください。

    この度当院では、インフルエンザの判定キットの高感度リーダーを導入しました。インフルエンザの検査をした方は見たことあると思いますが、検査キットはチップ上に線(バンド)が現れます。1本目はきちんと検査ができている証拠で、コントロールといいます。もう一本がAあるいはBのところに現れたら、それぞれインフルエンザA型、B型の判定となります。しかし、ウイルス量が少ないとバンドは非常に薄く判定が難しくなります。これまでも、心の目で見えそうで見えない微妙なバンドを見ながら判定していました。それを今回導入したリーダーは高感度センサーで判定してくれるのです。

    今日使ってみてびっくりしました。私たちの目では絶対に見えないバンドを検出して陽性判定が出ます。このレベルになると、去年までは正確に判定できていませんでした。そういう場合(怪しいけど陽性判定ができない場合)、明日もう一度来てみてくださいと言っていましたが、今回のリーダーの導入で一日ムダにすることなく即日判定して治療を開始できます。1日早く治療開始することで家族にうつるのも防ぐことができます。患者さんにとってはものすごいメリットです。今シーズンはこのリーダーのおかげでインフルエンザ治療が劇的に変わると感じています。

    当院の年内の診療は29日(土)午前中までとなります。新年は1月4日から通常通りです。