むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ストレスの症状

    ストレスで体調が悪くなるというのはよく聞く話です。心身症と言います。多いのは胃の調子が悪くなるというもので、ストレス性胃潰瘍と言います。胃潰瘍とまでは行かなくても、食欲低下や吐き気なども多く見られます。腹痛、下痢というのもよく見られます。病院を受診した際に詳しく話さないと、胃腸炎でしょうということで済まされてしまうかもしれません。人によっては動悸、不整脈、喉の詰まりなどもよく見られる症状です。

    最近よく来院されるのが、体の痛みです。レントゲンやCT、心電図などいろいろ調べても何も異常なしで、痛みの原因がはっきりしません。このようなストレスから来た痛みは診断が難しく、そのようなものがあると知ってかからないと診断がつきません。

    仕事上のストレスの場合、土日は症状が軽い場合が多いです。学生さんも同じで、学校が休みの日には症状が軽くなります。ただ、学生の場合は部活があるので、部活のストレスだと年中無休です。家庭内にストレスの原因がある場合も年中症状が続きます。子育ての不安や夫婦関係、嫁姑などの問題の場合です。世の中はストレス社会。病める患者さんが本当に多いと実感しています。