むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 神経痛

    神経痛と聞くと、お年寄りの持病みたいな印象を受けます。しかし、実際には若い人から高齢者まで幅広く見られます。神経痛の特徴は「ビリビリとした電気が走るような痛み」で痛みは体の向きを一定の方向にひねったりした時や皮膚を触ったりすることで誘発されることが多く、痛いのは一瞬でそれが1日何度も繰り返すことが多いようです。

    痛みを起こす神経によって「肋間神経痛」「三叉神経痛」「後頭神経痛」などと具体的な病名が付きます。肋間神経痛の場合、背中から胸にかけて肋骨に沿った神経の範囲が痛むため、右か左のどちらかで両側痛いということはまずありません。帯状疱疹(ヘルペス)後の神経痛も同じです。三叉神経痛は顔面の痛みです。おでこ、頬、顎と神経はみつまたに分かれているため三叉神経と言うのですが、そのうち1つか二つの領域が痛いことが多いです。

    後頭神経は頭皮に走っており、髪の毛をブラッシングしたりシャンプーしたりした時にビリビリと痛みます。どの神経痛も痛い本人は大変辛い思いをします。ロキソニンなどに鎮痛剤が効かないことはないのですが、効果は限定的です。そういう時によく効く薬があるのですが、うまく効けばかなり痛みは改善します。今日は、先週痛い痛いと言っていた患者さんがニコニコ顔で元気に来院されて、こちらも嬉しくなりました。