むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 風邪を引かないからだとリンパ球の関係

    ためしてガッテンネタです。風邪をひく人、ひかない人がいます。その差はリンパ球にあるとのことです。リンパ球は免疫を司る細胞なので当然なのですが、番組を見て色々な知見を得ました。

    リンパ球は日頃リンパ節にいます。リンパ節とは、風邪を引いたり怪我をしたときに腫れる豆粒大の組織です。ここで、敵の情報を学んで賢くなり、その後血液中に流れていって全身をパトロールします。もちろん数多くリンパ球が全身を回った方が風邪にも強い体になります。番組で面白かったのは、そのリンパ節には交感神経がはりめぐらされており、交感神経緊張状態ではリンパ節の出口が閉まって中にいるリンパ球は血液中に放出されないそうです。逆に、リラックスしている状態ではリンパ節の出口が開いてリンパ球が全身をめぐるのです。したがって、常に緊張状態でリラックスできないと、血液中に出てくるリンパ球の数が減って風邪を引きやすくなるのです。

    リンパ球はがん細胞にも威力を発揮するため、おそらくこの理屈はガンの発症にも関係します。ストレスの多い人ほどがんになりやすいということです。ガッテンでは、リラックスする方法に関する実験もしていました。非常に効果的なのは、①昼寝、十分な睡眠、②ウォーキング③瞑想だそうです。あとは音楽を聴く、足湯などが続きます。心がけ次第で簡単にできることばかりですね。

    下江津湖のススキ