むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 夏バテいろいろ

    海の日でした。おかげさまで久しぶりの連休はゆっくり過ごすことができました。5月からずっと忙しかったので、やっと疲れをとることができてよかったです。日頃エアコンの効いたクリニックの中にいるため暑さ知らずですが、これでは体調が悪くなります。夏は体にも暑さを叩き込まなければいけません。自宅には室内犬を飼っているためリビングだけはエアコンを入れっぱなしで、私も家にいるときはこの涼しくしたリビングにいます。しかし、これではいけなと思い、炎天下歩いて買い物に出かけたりしました。とにかく季節を肌で感じる必要があります。

    こう暑いとビールでもクイッと飲みたくなりますが、せっかくの週末はまだ読んでいない本がたくさんあり、昼間っから酔っ払うわけにはいきません。最近はノンアルコールビールがありますから、昼に飲むならこちらです。炭酸水も安くて喉越しがいいため重宝します。しかし、ノンアルコールビール、炭酸水、アイスクリームなどつめたいものを食べたり飲んだりしすぎると夏バテの原因になります。当然胃腸に負担になります。また、体内では食べた冷たいものを体温の37度近くまで上げる必要がありますから、無駄にたくさんのカロリーを必要とします。

    したがって、夏の暑い時期にバテてしまったといいうときは食べ物に注意が必要です。冷たいものを食べたり飲んだりしたら後で温かいお茶も飲んでおくこと。ショウガなどお腹を温める食材をとること。(そういえば、冷やしそうめんのつゆにはたっぷりとおろし生姜を入れますが、これは冷えてお腹が痛くならない知恵です。お寿司に添えられたガリも同じです)漢方では、補中益気湯、清暑益気湯などが夏バテ用の薬ですが冷たいものを取りすぎて胃が痛いときは安中散、水分を取りすぎて体がきつくなったら胃苓湯という具合で使い分けます。

    上江津湖