むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 七夕は旧暦にすべきですよね

    七夕ですね。日本各地では大雨の被害が出ています。毎年のことですが、水害は怖いです。天気予報から目が離せません。去年もブログに書きましたが、七夕をこんな梅雨の真っ盛りにするのは大間違いです。夏の夜空を見上げて星を見るイベントですから、梅雨にするはずありません。旧暦の七夕はお盆の頃のねぶた祭の時期です。

    こう雨が降って蒸し暑かったり台風が来て気圧の変化が大きかったりすると体調が悪くなる人も増加します。頭痛、めまいが多いです。漢方的には湿が悪さをすると考えられます。五苓散や苓桂朮甘湯が有効です。日頃天気が悪い時に頭痛がするという人は片頭痛のことが多いですが、ロキソニンなどの鎮痛剤を使いすぎない様にしないと副作用の心配があります。そういう時に漢方を使っておくと、鎮痛剤を使う回数が減ります。

    湿の邪にやられやすい人は胃腸が弱い傾向にあります。食が細い、もたれる、下痢しやすいなどの体質があります。日頃からお腹の調子に気をつけた方がいいと思います。冷やさないこと、過食しないこと、ヨーグルトなど発酵食品を食べることなどあります。漢方では朝鮮人参を含んだ処方が有効です。長期に使用することで体質改善を期待できます。