むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 異常気象

    ゲリラ豪雨でした。午前中の診療が終わってから午後の心臓検診へ向かっていると、激しい雨になり側溝からはどんどん水が上がってきて危うく車が水没しそうになりました。怖いですね。関東は6月というのにもう梅雨明けしたとのことです。異常気象です。小笠原高気圧が非常に強いためですが、その影響で九州には台風が近づいては高気圧周辺をぐるっと回る軌道を取ります。明日から明後日にかけ接近する台風は東シナ海を通る予定です。熊本は台風の東側に入るため、大雨、大風になりやすいパタンです。十分警戒しましょう。

    台風の場合、警戒すべきは水害と停電です。食料は準備するに越したことはありませんが、停電してしまったら腐らせてしまうので、備えておくべきものはパンと缶詰です。思い出せば20年以上前ですが、熊本で非常に強い台風が直撃した際、私は大学病院勤務でした。まさに台風直撃の日病院当直でしたが、激しい嵐の中、晩ご飯の出前を頼もうにもどこもやっていません。町中が停電してしまいました。そんな中、研修医だった私たちは食料調達に院外のコンビニなど探しましたが結局何も買うことができず、同僚が家から持ってきた野菜、肉、カセットコンロで病棟の当直室で鍋を作りました。今時ありえないような懐かしい思い出です。

    幸い九州は雨に恵まれカラ梅雨ではないですが、関東は大変な夏を迎えそうです。昔福岡でも渇水で公衆トイレの水が流れなかったことがありました。そんな事態にならなければいいですが、心配です。一方電力の方は、太陽光パネルの普及で真夏の電力需要は、晴れた日は余裕があり、曇りの日が切迫しているそうです。昔とは本当に時代が変わったなと感じます。