むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ストレッチポールがいい

    日曜朝からは毎週「元気の時間」というTBS系列の健康番組を見ます。今朝は脊柱管狭窄の話でした。司会の三宅裕司さんも苦しんだというエピソード。あまり放置すると痺れが残ったりするので、きちんと病院を受診するようにという内容でした。しかし、整形外科では脊柱管狭窄には血流をよくする内服薬を使う程度であとはよほどひどくなったら手術しましょう話になります。手術しないで経過を見ている人は相当数いると思いますが、内服でよくなるかどうかはかなり微妙です。また、MRIの検査は感度が高すぎて、特異度が低いという問題があります。どういうことかというと、検査で狭いところが見つかることと腰痛や痺れがあるということとは一致しないのです。

    腰や足が痛い・痺れるという人のMRI検査をすれば一定数の狭窄が見つかります。しかし、腰痛も何もない正常者を検査しても、かなりの割合で狭窄が見つかるのです。したがって、MRIで狭いところがある=それが腰痛の原因、とは限らないのです。

    先月、私の父も足が痺れるといっていました。整形では脊柱管狭窄でしょうといわれたようです。そこで、私はストレッチポールを勧めました。以前もこのブログに書きましたが、ウレタンでできた1メートル程の丸太状のリハビリ用品です。その上に毎日10分ほど寝転がるだけですが、かなり調子が良くなったそうです。おすすめです。