むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • おかげさまで4周年

    むらかみ内科クリニックは9月1日で4周年を迎えました。熊本地震の年にオープンし、多くの患者さんに育てられて今ここにあります。受付も看護師さんたちも開業当初からずっと頑張ってくれています。外来がメインでやっていますが、訪問診療もかなり増えてきました。もうほとんど手一杯なのですが、頼まれれば、できる限り対応したいと思っています。また、みなし訪問看護ステーションもやっていますので、訪問看護でも多くの患者さんに対応しています。訪問診療(医師が訪問)だけでは十分お世話ができない場合、訪問看護(看護師が訪問)で服薬管理、自宅での健康管理のお手伝いなどきめ細かいサービスを行っています。当院の診療の幅も随分広がってきました。

    一時期、心療内科の患者さんが多すぎて予約を絞っていたのですが、最近はコロナの影響もあり不眠やうつなどのメンタルとめまい、動悸などの体調不良が急増していますので、できるだけ迅速な対応を心がけています。患者さんの健康と幸せを追求するのが当院の理念のその1です。それを実行するには私の力だけでは叶いません。スタッフ全員の気持ちが一つにならなければ最高のサービスは提供できません。

    そこで、私がこの4年間心がけてきたことは、スタッフの幸せの追求です。仕事は楽しくやってほしいし、家庭もうまくやってほしい。そのために、残業は最小限に、給料やボーナスは精一杯高く。また、忙しい職場なので、各自の負担が限界に達する前に十分な人数を雇用すること。できていない点は今後の課題ですが、5年目は更に働きやすい環境を実現し、幸せあふれるスタッフが患者さん全員に元気をおすそ分けできるような職場にしたいと思っています。

    夕陽に輝く入道雲。クリニック駐車場にて。広角で撮っているので小さく見えますが、巨大です。下の方は猛烈な雷雨。レーダーで調べたら雲仙の東側です。

  • 日々勉強

    朝、仕事に出たら、昨晩の私のWEB講演の感想がFaxや電話、メールなどでいくつも届きました。リアルの講演会だと講演の後に懇親会があり、聴衆の皆さんと直にお話できるのですが、WEBでは感想シェア会などをしない限り一方通行になってしまいます。しかし、このようにあちこちから感想をいただくと、嬉しいものです。演者にとっては励みになります。私も、いろんなWEB講演を聞きますが、感想など送ろうと思いました。

    そして今日の夕方は、別の漢方メーカー主催で大分の織部先生のWEB講演でした。私も参加しましたが、全国から相当な人数参加していました。旅費もかけず大分からの発信を日本どこにいても聞けるなんて、最高です。欲を言えば、WEB講演会は夜の8時半とか9時にスタートしてほしいです。仕事が終わり、家に帰ってから一息ついた頃が最も勉強しやすい時間だからです。どうせ講演の後の懇親会などないのですから遅いほうがいい。ユーチューバーさんたちのライブ配信はたいてい夜9時ごろ始まりますよね。

    ところで、ユニクロのエアリズムを使ったマスクがリニューアルされました。エアリズムの下着は夏に涼しいのですが、最初に発売されたエアリズムマスクはそれほど涼しくないという話でした。それが、通気性を改善してかなり評判がいいみたいなので、早速買ってみました。たしかに不思議な涼しさがあります。初代のマスクをもっていないので比較できませんが、つけ心地もよく気に入りました。

    稲刈りが始まった久木野

  • 事務員募集のご案内

    当院ホームページのお知らせにも書きましたが、事務員を1名募集します。このところ訪問診療部門を増強しており、すでに100名ほどの契約患者さんがいます。訪問診療にかかる診療報酬の計算、口座振替の案内、帳簿作成、銀行を通しての引き落とし手続きなど煩雑な事務作業が増えてきたため、経理関係が得意な事務員さんを増員したいと思います。医療事務の資格は必須ではありません。パート、正社員どちらでも結構です。やってみたいという方は、ぜひ履歴書を送ってください。どうしようかな、と迷っていると、あっという間に決まってしまいます。履歴書を送ったり、面接の日程が遅くなるほど不利になります。われこそはと思う方は、すぐ動いてください。勤務の条件などはお問い合わせください。

    「運命は自らまねき、境遇は自ら造る」と言われます。運命というのはどこかで勝手に決まっているのではなく自分で行動して切り開くものなのです。上に書いたような求人を見て動く人と動かない人がいます。もちろん、動いた人にしか新しい運命は切り開かれません。そして自らの境遇も動いた人だけに与えられるのです。そして大切なのは、すぐに動くことです。チャンスというものは一度逃すとあとでは捉えることはできません。「今は無二の好機」といいます。今目の前にチャンス(好機)と思われる事があれば、その好機はまたとない(無二)のチャンスなのです。即行(即行動)する人だけにチャンスの神様はほほえみます。

    ところで最近は病院に入院したり老人ホームに入居した方たちは家族との面会制限があります。特に、病状が悪く末期状態の場合、家族、親戚は最後にひと目会いたいと思うでしょうが、それがかなわないのはやりきれないことです。そこで、最近は自ら(家族の)の意思で病院を退院したり老人ホームを退居して訪問診療を選択される場合があります。ご自宅で家族みんなと自由に会って、世話をしたり話をしたり、ふれあいを持って最期を迎える。家庭なら当たり前のことが当たり前にできます。入院中みたいな高度医療はできませんが、家庭での看取りを考えておられる場合、可能な限り対応しますので、ご相談ください。

    腕が上がったよ。ズンドゥブ(豆腐のスープ)、サムギョプサル(ポークソテー)、パジョリ(辛ネギ)。今晩は激旨コリアンディナー

  • 8/13,14,15はお盆休みです

    12日(水)は通常通りの診察です。13,14,15日はお盆休みですので、休み中に薬が切れないようにご注意ください。ご迷惑をおかけしますが、よろしくおねがいします。混雑解消のため、処方が前回通りでいい場合、素早く診察・処方いたします。受付でその旨希望を伝えてください。本日(11日)も予想以上の混雑となりました。駐車場も止めるスペースがなく、ご迷惑をおかけしました。明日12日はスペースの確保など準備いたします。

    ところで、買い物に行くとレジ袋が有料化され、私も買い物袋を持ち歩くようになりました。おかげで、ほとんどレジ袋にお金を払うことはなくなりました。しかし、困ったことが勃発しました。自宅のゴミ箱に入れて使っていたレジ袋がなくなり、ゴミを捨てられなくなりました。対応策として考えられるのは2つ。一つは、買い物袋の持参をやめてレジ袋を3円出してもらってくること。もう一つは、100均などに行って適当なサイズのゴミ袋を買ってくることです。どっちにしても、国がビニール袋の削減をしようとしていることが全く機能しないということがわかります。だって、レジ袋は買い物したあともリユースされており、もらわなかったらその分どこかにしわ寄せが来るだけなのですから。

    最近、わたしは診察中に時々咳が出ていたのですが、全然風邪っぽくないしなんだろうと思って、自分の胸に聴診器を当てて呼吸音を聞いてみました。そしたら、なんと喘息でした。びっくりです。生まれてこの方一度も喘息なんてなかったのに、この歳で発症しました。あわててモンテルカスト(シングレア)を飲んだらだいぶ落ち着きました。原因を考えたらわかりました!先日うちをダイソンの掃除機で掃除したのですが、ダイソンは吸ったゴミは紙パックではなく集塵ボックスに貯まるので、あとからそれをゴミ箱に捨てないといけません。とても細かいゴミまで強力に吸える優れた掃除機なのですが、このごみ捨て作業中に舞い上がったゴミ(ハウスダスト)を吸ったのが原因だとわかりました。恐るべしダイソン。アレルギー体質の方、ご注意を。

     萌の里から見た俵山

  • やっぱりリモートの時代です

    土曜日は土曜としては過去最高の患者数でした。忙しすぎて、目が回りそうでした。待ち時間が長くなってすいませんでした。落ち着いている患者さんにはできるだけ長期処方をして、混雑解消をはかるよう努力しています。なかには単純な病気ではなく、かなり頭をひねりながら治療法を考える症例もあります。そういう患者さんも、2回目、3回目と来院を重ねると、私の推論>処方>その結果を踏まえた考察>次のアクションというPDCAサイクル(P:プラン、D:Do実行:C:チェック、Aアクション、次の行動)にも似た回路が回り始め、次第に病態把握と治療方針が煮詰まっていきます。それは、血圧が高い人に降圧剤を出すほど簡単なものではありません。時間がかかるのです。

    ところで、この週末は日本内科学会総会です。わたしたち内科医は専門医や認定医を維持するために学会に所属するだけでなく、定期的に学会に参加しないといけません。ほとんどは東京であるのですが、私のように訪問診療の患者さんを100名近く抱えていると、何が起こるかわかりませんから東京に長居はできません。いつもトンボ返りです。旅費のムダ、時間のムダ、そして、学会に参加してもほとんど何も聞かず勉強もせず、参加費を払ったらすぐ帰ってきていました。しかし、今年はコロナの影響で学会がWEB配信となりました。初日の昨日はサーバーがダウンしてアクセス不能となりましたが、今日はバッチリ参加できました。旅費も宿泊費もかからず、土曜の診療が終わってすぐiPadでアクセスすれば、そのまま学会に参加できます。講演を聞きながら弁当を食べますが、リアルの学会に参加するより遥かに勉強になりました。WEB配信、素晴らしい。今後もずっとやってほしいです。

    そして、私が、医局で学会に参加して勉強しているうちに、クリニックのレセコン(診療報酬を計算するパソコン)のバージョンアップが終わりました。東京の電子カルテ会社に終わりましたと電話したら、あちらからリモートで当院のパソコンに入って、電子カルテとレセコンの連携にトラブルがないかを最終チェックしてくれました。時代はリモート、すごいです。日本のどこにいても仕事ができる時代となりました。

    夕方、全部の作業が終わったので、下通りの韓国料理ハヌルにまた行ってきました。私が自分で作るチゲ鍋の味と店の味比べをするためです。結果、自分の味もいい線いっていることを確認できました。それにしても街は5月の非常事態宣言のときぐらい閑散としていました。どの飲食店もやばいです。連休中私が食べに行きますよ。待っててください!