むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • トウモロコシのひげ茶を知っていますか

    今日は診療のあと、市民病院の連携の会でした。コロナ前にあって以来4年ぶりです。久しぶりだったので、参加者は非常に多くて部屋はギュウギュウ詰めでした。懐かしい面々が大勢集まっているのですが、お互い久しぶりすぎて名前を思い出しません。また、最近の共通の話題もないのであまり話が膨らみません。結局、元同僚とか、本当に親しい人たちとばかりおしゃべりしました。まあ、これも連携の会として役に立つとは思います。当院から急な入院でお願いする市民病院、くわみず病院、桜十字病院などの皆さんや、訪問診療先から近いのでお世話になっている南部広域病院(もと城南病院)などの方々にはお礼の挨拶もできたのでひとまずは参加目的を果たしました。

    話は変わりますが、最近、ヤマト運輸の集配センターに受取ロッカーがあることを知りました。私は通常宅急便のくる時間にほとんど家にいないので、ヤマト運輸や佐川急便から事前に配達時間や受け取り場所の設定をできるメールサービスを利用しています。そこで、受け取り場所をヤマトのロッカーと指定したら24時間受け取ることができるのです。なんと佐川急便の宅配もヤマト運輸で受け取れるので大助かりです。

    今読んでいる「不便なコンビニ」という小説に出てくるアイテムにとうもろこしのヒゲ茶があります。これはご存知とうもろこしを茹でるときにひげみたいな髪の毛みたいな繊維がいっぱいついているあれです。実はトウモロコシのひげは利尿作用があるので、煎じて飲むとむくみが取れると言われています。皆さん、とうもろこしを茹でるときひげは捨てちゃっていることと思います。もったいない!実は、韓国のコンビニではペットボトルのとうもろこしひげ茶が売ってあります。私も旅行で行ったときに飲みました。癖がなく飲みやすいです。ネットで見たら楽天で買えるようなので、注文してみました。一つ注意として、通常農家で栽培されるとうもろこしは虫がつくと商品価値がなくなるため何度も消毒をしています。髭の部分は煎じる前にしっかり洗って農薬を落としましょう。

     

  • 「熱い」はエネルギーの源

    朝夕は涼しいですが、昼は暑かったですね。往診にでかけたときは日差しも強く、車はエアコンをガンガンかけてでかけました。診察室でもクーラーを入れて涼しくしておかないと仕事がはかどりません。今日は殆ど一日エアコンを入れっぱなしでした。朝からクリニックの前の落ち葉の清掃をしていると、枯れ葉にイモムシがついているのを毎日発見します。葉っぱは枯れてしまっているので、イモムシが食べられるようなものではなく、枯れ葉と一緒に歩道に落ちているのです。暑いせいでイモムシが今頃出てきてるんだと思うと、半年遅いぞといいたくなります。

    暑いといえば、先日書いたヨルラーメンという韓国のインスタントラーメン。ヨルというのは「熱」という意味だそうです。有名な辛ラーメンの2倍位の辛さだとネットで見ましたが、YouTubeでは豆腐と卵を入れてスンドゥブチゲ風にして食べるのを紹介しています。真似して作ってみると美味しい!豆腐と卵で辛さはマイルドになるのでヨルラーメンぐらい味付けが濃厚で辛めのほうが美味しいです。気に入ったのでもうすでに3回も作って食べました。韓ドラを見ていると、会社で嫌なことがあったりして落ち込んだときは辛い料理を食べる、みたいなシーンを見かけます。私も、ヨルラーメンを食べたあとはお腹からエネルギーが湧いてきてその日の疲れも吹っ飛ぶ気がします。辛いのが苦手な人にはおすすめできませんが、興味あればお試しください。

    コロナ後遺症などで疲れやすい、元気が出ないという人はかなりいますが、これを西洋薬で治療するのは難しいと思います。無理やり西洋薬で治療するとしたら、ビタミン剤とか抗うつ剤とかでしょうか。それが効くかどうかもわかりません。漢方では疲れやすいは「気虚」と言います。気虚の治療薬の代表は「補中益気湯」です。ただ、コロナ後遺症では気虚が強すぎて補中益気湯だけでは十分な治療効果が出ません。そこで当院ではいろいろアレンジして元気が出るように工夫をこらしています。企業秘密ではないのですが、かなり専門的になるのでここには書かずにおきます。薬膳では元気が出る料理はヨルラーメンではなく参鶏湯(サムゲタン)です。鶏に朝鮮人参や棗(ナツメ)などの漢方薬を詰めて煮込んだものです。

  • 漢方の生薬処方について

    息子がお嫁さんを連れて帰省するとのことで、うちの掃除をしたり、玄関の雑草をとったり、帰省中に貸す車を洗ったり忙しい一日でした。明日帰ってくる、とおもっていたら、メールが来て、あと20分で熊本駅につく!と。なんと明日でなくて今日帰ってきました。私の勘違い。掃除はだいたい終わっていたので、新幹線に負けない速さで駅に迎えに行きました。夜中だったので、道はスイスイで、ほとんど待たせることなくピックアップできました。

    最近、患者さんのリクエストで生薬を使った漢方処方をしています。これは、かなり高度な知識と経験が必要で、簡単にはできません。私も、処方全体のバランスなどを考えて結構時間を取ります。料理もレシピを作るとき砂糖小さじ1、醤油、みりん、酒、各大さじ1とか書いたとしても、果たしてそれが自分で思っている完成像に近いのかどうか、簡単にはわかりません。バランスが悪いと変になるし、大事な隠し味を入れ忘れると失敗作になります。そのあたりは、出来合いのレシピ(ツムラなどの処方)を参考にしながら生薬を組み合わせていきます。生薬の処方がいいのは、患者さんごとにオーダーメイドできるので、少し胃腸を温めるとか、痛みを取る成分を多めにするとかアレンジできる点です。難しいのは、欲張って入れすぎるとでき損なうということ。必要最小限でシンプルに作ることを第一に考えないとうまく行かないのです。

    生薬の場合、毎日麦茶を作るように鍋ややかんなどで30分ほど煮詰めて漢方を作ります。煮詰める時間が短いと十分薬が抽出されませんが、長すぎて香り成分が飛んでしまう場合もあります。私が今のクリニックを開業する前に勤務していた病院では代行煎じをしていました。大きな圧力鍋で1ヶ月分を一気に煎じて真空パックにするのです。患者さんは毎日そのパック詰めされた漢方を飲むだけというもの。今は煎じ代行をやっているところがあまりないので自分でするしかありません。

  • 血糖をあげない食事

    最近当院は非常勤の先生に訪問診療のお手伝いを頂いているので、私が自由に動ける時間が少しできました。おかげで今日は予定通り麻薬免許の更新のため外出することができました。この僅か数時間の自由が今まで取れませんでした。本当に助かります。

    今週は月曜がお休みだったのであっという間に一週間が過ぎました。インフルエンザやコロナはだいぶ減ってきて仕事もちょっと落ち着いてきました。少し心にも余裕が出てきたので、患者さんの相談事などはわりと時間を取って聞くことができるようになりました。

    今日は糖尿病の食事療法について書こうかと思います。糖尿の場合、当然甘いものは控えるべきです。お菓子、ジュースなどはだめです。ただ、それだけではありません。炭水化物全般が消化されて糖分になるのでご飯もパンも麺も要注意です。うどんのメッカ香川県は日本一糖尿病が多いのでうどんが危険だというのはすぐに分かると思います。同じ麺でも血糖が上がりにくいのはそば、パスタ、緑豆春雨です。一方、注意が必要なのがうどん、ラーメン、素麺です。はるさめの中には馬鈴しょ(じゃがいも)のデンプンでできたものがあり、これは血糖が上がるので注意です。米は白米より玄米のほうが血糖が上がりにくいといいますが、最近は玄米も圧力鍋などで柔らかく炊けるので、これは消化がよく結果的に白米と同じように血糖が上がります。野菜から食べると良いという話もありますが、実は肉や魚を先に食べても同じように血糖の上昇を抑えます。とにかく最初からご飯を食べないことです。会席料理みたいに、締めに少しだけご飯を食べるのがおすすめです。

    県庁前 まだ紅葉していませんがイチョウが綺麗です。

  • 論文執筆の秋

    カレンダーを見ると、今週末もまた連休になっていますね。当院は土曜日は通常通りですが月曜は祝日で休診となります。ついこの前連休が2回もあったのに、この時期は連休が頻繁にありますね。急に涼しくなってきたので行楽日和だと思いますが、風邪など体調を崩している人も多く見られます。季節替わりは体調も不安定になるし、秋のアレルギーで花粉症や喘息も多くなります。昼に暖かくても朝晩冷え込みます。調整のきく洋服を用意して体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

    秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋などいろんな言葉がありますが、みなさんにとって秋は何の秋ですか?私が大学で研究を仕事にしていたときは、秋は論文を書く季節でした。論文を書いたら学会誌に投稿するのですが、学会事務局はその研究分野で第一線の専門家に依頼してその論文の査読を行います。査読の結果、書いた論文の不備な点や論理に間違いや飛躍がある場合、追加実験を行ったり、誤解されないような文章に書き直したりします。ところが、アメリカのハローウィン、サンクスギビング(感謝祭)、クリスマスと年末が近づくに連れイベントのため査読に時間がかかるようになります。そんな関係で、秋はできるだけハローウィン前までに論文を仕上げて投稿したいという感じでした。今となっては懐かしい思い出です。

    論文を書くときは、理詰めで抜けの無いようにしっかり考えて考えてさらに先輩や教授の意見も聞いて考え抜くわけですが、わざと論理の飛躍や抜けたところを作って投稿することがあります。すると、査読者は餌に飛びつくようにその部分を指摘してくるのですが、そのおかげでそれ以外の批判をあまりしてこないことがあります。すると、論文を書いた方からすると、わざと作った落とし穴ですから、そこを塞ぐ方法は最初から準備していて、さっと査読コメントにレスポンスして論文を通すという技を使ったりしていました。こうなると研究者同士の心理戦となります。このような落とし穴にハマってくれるのもサンクスギビングあたりの年末シーズンが多いと踏んでいました。

    葉っぱに葉っぱの縁取り