むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • いよいよ仕事始め

    平和で静かな三が日でした。クリニックを開業するまでは桜十字病院で透析室の担当だったので全く休みがありませんでした。医局全員が休んでいる中、一人で暮れも正月も全く休みなしに働いていました。働いていた時は、別に嫌でもなく自分の仕事だからと思って働いていましたが、休日当番医まで当たるとむちゃくちゃ忙しくて昼ごはんもその診察室でかきこむ様に食べていました。そんな正月を5−6年過ごして、ついに自分のクリニックをオープンしました。自分のクリニックならどれだけ働いても苦にはなりません。

    むしろ、従業員さんたちの正月休みをきちんと休ませてあげられるようにと気にしています。自分的にはこの5−6年休みなしに正月を過ごして来ているので開業してもそのペースで構わないのですが、さすがにみんなにそれを強要することもできません。去年の正月は2日に当番医だったため休みはちょっと忙しかったのですが、今年の当番医は12月30日だったため、その後はゆっくり出来ました。私にとっては7年ぶりくらいにゆっくりできたお正月でした。久しぶりに親戚の家に行ったりランニングをしたり、充実した毎日でした。

    ところで大晦日には地域医療センターで出動協力をしたのですが、インフルエンザが急激に増えています。外来を90名ほどこなしましたが、半分以上がインフルエンザです。残りの半分が胃腸炎とインフルエンザ以外の感冒です。この人たちは正月に家族親戚と交流して感染が拡大している可能性があります。正月明けは早々から忙しくなりそうです。

    桜十字病院のロビーにて

  • あけましておめでとうございます

    新年あけましておめでとうございます。

    平成30年の幕開けです。旧年中は大変お世話になりました。ご来院いただいている患者さん、取引のある業者さん、職員の皆さん、それぞれにとって新たなる良い年になりますように。

    新年の抱負です。当院は熊本市東区の地域に根ざしたクリニックであり、地元の人たちにますます貢献したいと思っています。また、漢方診療では遠方からもご来院いただいていますが、難病で困っている人たちには少しでも健康を取り戻していただきたいと思います。そして、心療内科部門ではどの病院も予約が取れない状況の中、できるだけその日のうちに診察して心の平和を取り戻していただくよう精一杯努力します。だんだん患者さんが増えて、待ち時間対策も課題となっていますが、正面から取り組みます。業務の効率化と同時に高度な医療の提供を目指します。薬局での待ち時間対策も取り組んでいますが、薬局では私の気づかないよそからの処方との相互作用などのチェックはどうしても必要ですので、その点はご理解いただきたいと思います。また、凌雲堂薬局には無理言って漢方その他、相当数の薬品を取り揃えてもらっています。通常の内科の倍くらいの品揃えだと思います。全ては患者さんのためです。感謝しています。

    本年もどうぞよろしくお願いします。

    クリニックで見た朝焼け

  • 休日当番医のお知らせ(12月30日)

    28日は御用納めのところが多かったと思います。今年一年、いかがでしたか?今日、車の中でラジオを聞いていたら、実現できないような目標は立てないほうがいいと言っていました。果たしてそうでしょうか。私は、目標は大きく持つ方がいいと思います。一年通して頑張ってみたけど、目標に達しなかったとしても、それはそれで価値あることだと思います。大きな目標というのは簡単には実現しません。もしかしたら十年かかるかもしれません。それでも、将来の目指すところがはっきりしていると、持続した努力ができるのです。

    正月に一年の目標を立てて、年末にそれが実現できたか評価し、さらに次の年に向けての目標を考えるのはビジネスも同じです。年末あるいは年度末に決算をして、翌年度の事業計画を立てます。個人的にも、そういう感じで計画を立てるといいと思います。

    当院は今日が最後ではありません。30日には当番医で夕方5時までは診療をします。当日は内科の当番医です。

  • いいプレゼンとは

    明日は漢方の講演会で発表します。漢方薬の使い方のコツを30分程度話す予定になっています。少しでもわかりやすく、聞いてためになる講演にしたいと思っています。ところで昨日、前立腺肥大の勉強会があり、参加してきました。前立腺肥大とは男性の加齢に伴う現象ですが、おしっこが近くなって夜に3回以上トイレに行く場合は前立腺肥大の可能性があります。こういう夜間頻尿は特に冬場に顕著になります。あまり何度も起きていると睡眠不足になります。当院でも、このような夜間頻尿に関しては治療を行っていますのでお気軽にご相談ください。女性の場合は前立腺肥大でなく過活動膀胱の可能性があります。こちらもいろいろ有効な薬剤があるので、困っているときは恥ずかしがらずにご相談ください。

    その、前立腺肥大の講演会での話ですが、司会がタレントの生島ヒロシさんでした。流石にプロでした。講演をした演者の先生に、ズバリ言っていました。「素晴らしい講演、ありがとうございました。でも、私にはさっぱりわかりませんでした」それはそうです。専門家向けのコアな勉強会なので、素人が聞いても全く歯ががたつはずないのです。しかし、生島さんは続けました。「いい講演というのは、難しいことはやさしく、やさしいことは面白く、面白いことは深く」話すことが大切です、と。深イイですね。

    私たちドクターがドクター向けに講演するときはカッコつけているわけではないのですが、意味なく英語のスライドにしてみたり、というのがしばしば見受けられます。こういう自己満足は避けて、いかにわかりやすくメッセージを使えるか、というのは日本ではあまり指導されないような気がします。私がアメリカで医学部の学生に講義をしていたときは、講義の前日にプレゼンの予行練習をさせられて、スライドの作りがわかりにくいとか、話の展開をこのようにしたほうがいいとか、プレゼンの専門家からあれこれアドバイスをもらいました。このように、プレゼンのアドバイスを専門とする職員がいるのはアメリカらしいです。それにしても、生島さんのコメントは素晴らしかったです。

    桜十字病院のロビーにて

  • WindowsとOffice

    クリニックのあらゆるパソコンはマックです。電子カルテその他、全体がマックですので、必然的に自宅でもアップルのMacBookAirとiPad、iPodなどをいくつも使っています。それなのに私はWindowsも大好きです。なぜか、職場の医局に置いているノートパソコンだけはWindowsを使っています。マックを使い続けると、それに慣れてしまって、Windowsは使いにくいとか、フォントがきれいでないとか、いろんな不満が出てくるのですが、逆にどうしてもWindowsでないと困ることもあります。

    学会のスライドなどは大半がWindowsとマイクロソフトのパワーポイントを使うので、マックで作ったスライドを失敗なく映すには注意が必要です。最近はマック用のパワーポイントがあるので、ほとんど文字化けしたりはなくなりました。そんな中、先日の東洋医学会を主催するにあたり、やはりプロジェクターとの相性などもあってマックはうまくいかなかったらどうしようという心配がありました。自分がいち発表者ならなんてことないのですが、主催者ともなれば、全員分のスライドが滞りなく映って当たり前の世界です。失敗は許されません。

    そこで、うちの近所の中古パソコン屋さんに行ってパナソニックのLetsNoteというビジネス界では定番のノートパソコンを買いました。Core i5というCPUですからスペックは十分。3万5千円でした。WPSというオフィスと「ほぼ」互換性のあるソフトをタダでつけてくれたので、うちに帰って発表者からいただいたスライドを映してみたら、全く文字化けもなく問題ありませんでした。いやーWindowsは安いし、いろんなソフトがあっていいもんだ、と、久々にWindows愛です。

    ホスピタルメントさくら西館にて