むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • コーヒーArrow

    11月3日は文化の日で晴れの特異日として知られています。今年も昨日の大雨が嘘のようにカラッと晴れて、気持ちの良い休日となりました。予定通り院内のワックス清掃が入り、私は院内待機でしたが、時間を無駄にしないよう朝から帳簿つけや学会の領収書作成、専門医申請書類の準備など、次々と「やることリスト」をこなしました。また、学会での司会者や演者の位置関係、マイクの配置など細かなポイントもすべて見取り図にまとめ、医師会の担当者に送りました。これをもとにホテル日航での会場準備について打ち合わせを行う予定です。医師会とホテル日航の担当者がとても優秀なので、準備がスムーズに進み助かっています。自分一人ではとても間に合わず、当日も不安が残ったかもしれませんが、事前に細部まで詰めてもらい心強い限りです。今日一日かけて、ほぼ事前準備が整いました。今度の週末に最終チェックを行い、本番当日に持っていくものをきちんとリストアップして、忘れ物がないようにすれば完璧です。

    昨日、患者さんから興味深い情報をいただきました。下通りの「コーヒー・アロー」という老舗が、私が街に出かけたときにいつも閉まっているので営業をやめたのかと思っていましたが、まだ続けているそうです。そこで、今日早い時間に行ってみると、開いてました!10年ぶりにコーヒーをいただき、改めてその独特な味わいに感動しました。この「琥珀色のコーヒー」は、薄い麦茶のような淡い色合いで、香りも一般的な芳醇なアロマとは異なります。飲むと「これは本当にコーヒーなのか?」と思うほど不思議な味ですが、一口、もう一口といただくうちに、ただならぬ神秘的な気を感じるのです。

    かつて中南米のコーヒーの産地では、コーヒーは薬効を持つ飲み物として特別視されていたそうですが、まさにそんな神秘の世界を想起させる特別なコーヒーです。ちょうど開店60周年だったとのことで、記念品もいただきました。マスターはもうすぐ90歳になるようですが、以前「毎日この魔法のコーヒーを飲んでいるから元気なんだ」とおっしゃっていたことを思い出しました。私もその琥珀色のコーヒーを2杯いただき、心身ともに疲れが吹き飛び元気がみなぎりました。そのままジムに直行して全力で走り込み、気づけばジムの閉館時間で、館内にいたのは私一人でした。

    ちなみに、このコーヒーが琥珀色なのは、厳選された高級な豆をほんの少しだけ焙煎し、焦がさないようにしているためです。熱をほとんど通していないので、豆に含まれるカフェインが分解されず、コーヒーの薬効が最大限に発揮されるようです。

    イオンに行ったらもう正月飾りが並んでいました!気が早いですねー

  • 学会の準備が進んだ一日

    日曜は休日当番医でしたが、最近はコロナやインフルエンザなどの感染症も少なく、来院された患者さんは少数でした。朝から夕方まで時間だけは拘束されているので、スキマ時間を精一杯有効活用することにしました。それは、今度主催する東洋医学会九州支部総会の準備です。学会まで残すところ1ヶ月を切り、具体的な詰めの作業が山積みです。

    まずは、発表していただく演者の先生全員に、スライド作成時に守っていただきたい規定と、本番前にファイルを送ってほしいことをメールしました。続いて、領収書と参加証(名札)をパワーポイントでデザインして、印刷会社に回しました。その後、メインスクリーンの横に設置するサブスクリーン用のスライドを作成し、さらに受付やスライドサポート、質疑応答の際のマイク配置など具体的な動きを想定して、人員配置を考えました。

    私一人でできるものではないので、当日手伝ってくれる人に何をどのようにしてほしいか、具体的にわかるように説明書を準備しないといけません。準備もあと少しでほぼ完成というところまで来ました。今日は当番医で、しかも患者さんが少なかったため、ここまで一気に集中して作業できました。感謝です!

    これだけ根を詰めると、体力的にはなんでもないのですが、神経が相当すり減ります。夜は週末のルーチンで水春の温泉とサウナでリフレッシュしました。明日から休み無しの連勤2週目に入ります。昨日の嵐のような天気も一転して、今日は清々しい快晴の一日でした。朝から近所の小学校では運動会があったそうです。ちょうど秋らしい涼しさが訪れて、最高の運動会日和だったのではないでしょうか。最近では多くの学校で、運動会は午前中だけで終了することが増えているようです。いろんな競技は省略され、形式的に終えるような感じです。校庭で家族と一緒に弁当を食べる思い出も、もう作れなくなってしまいました。コロナ後の新しい時代です。

    私は定期的にダイソーをチェックしています。最近のお気に入りが「カビ取りスプレー」です。「キッチン泡ハイター」とほとんど同じもので、しかも100円という安さです。特に気に入っているのは、キッチン用やお風呂用などの表記がなく、ただ「カビ取り」とだけ書かれている点です。たくさん買ってキッチンやお風呂、トイレなどに同じものを置いておけば良いのです。トイレ用洗剤が切れた時やキッチン用がなくなった時でも、同じものを備蓄しておけば事足ります。

    妻が実家の片付けをしていたら寛永通宝が出てきました

  • 将来の医療のニーズを考える

    連休の日曜日、いいことありましたか?私は日頃の疲れを取るため、いつもより朝寝坊しました。それでも7時過ぎには起きましたが、通常より2時間以上たっぷり寝ました。おかげで疲れも取れて、朝から気分も上々です。予定していたいくつかの事務作業をしながら、冬の厚手の布団を出して干したり、夏物の半袖シャツなどを衣替えするため洗濯したりして過ごしました。しかし、夏物を洗濯して1時間もしないうちに後悔しました。暑くて長袖では外に出られません。昼間は30度を超えていました。結局、この夏一度も着なかった半袖シャツを出して着ることにしました。うちは回覧板の当番が9月で終了したため、お隣に挨拶に行ったり、ご近所さんを回って町内会費を集めたりしました。暑くて汗だくです。

    昨日は夜に済生会の病診連携の会がありました。当院から済生会は遠いため、めったに患者さんを送ることはありませんが、心臓の手術などではお世話になっています。今回は、済生会のスタッフによる2040年を見据えた医療体制の構築についてのシンポジウムがありました。16年後の日本は、総務省などの人口統計からも推測できるように、人口が減り続ける一方で高齢者の割合は当分増え続けます。その際、済生会の役割を考えると、高度先進医療の追求だけでなく、高齢者の肺炎や骨折、心不全などにも幅広く対応していく必要があります。もちろん、私たちクリニックも早期退院後のフォローや在宅診療に一層注力していくことが求められます。通常、こういった勉強会では先進医療の話が中心となりがちですが、今回はそういった視点から将来を見据えた体制づくりを考える良い機会となりました。

    さて、新聞を見ると、解散総選挙の話題が続いていますが、各政党の公約を見ても医療福祉関係のことはどの政党もあまり触れていません。唯一、私たちに関係があるのはマイナ保険証の見直しの話題くらいです。今後、医療費はますます膨らんでいきます。介護や年金も含めて、高齢者にかかるコストはさらに大きくなるでしょう。国はジェネリックを推進しすぎた影響で、医薬品不足が深刻化しており、咳止め薬さえ手に入らない現状です。このような中で、どの政党に投票すれば医療福祉分野が充実するのか、見極めるのは難しいと感じます。

  • 奇跡のような引き寄せ

    AIの機械学習の生みの親がノーベル賞というニュースでした。これはとってしかるべきでしょう。このところのAIの凄まじい進歩には目を見張るばかりです。まるで人が考えるように考えて、レスポンスしてきます。私は一日になんどもAIのお世話になっています。日々進化が止まらないので、ちょっと目を話すとついていけなくなります。時代に遅れないでついていくために私は毎日YouTubeでAI関連の動画を見るのを日課にしています。それも、仕事で忙しくてなかなか時間が取れないので、チョコザップで走る15分だけはAIの勉強時間と決めています。

    診察室においているiPadで書類の写真をとったら、なぜか「Evernoteに保存」というボタンが出てきました。そういえばEvernoteは昔使っていたけど、ずいぶん使っていないな、と思い、アカウントやパスワードを思い出しながらログインしてみたら、懐かしいメモが出てきました。なかでも、私に神のお告げかと思ったのが、8年前に熊本で東洋医学会の支部総会を主催したときのメモが出てきたのです。私は実行委員長でした。そのときに何ヶ月も準備に取り組んで気づいたことをEvernoteに記録していたのです!びっくりしました。今の私より8年前の自分のほうが準備万端に仕事している。今は診療がいそがしすぎて他のことに時間をかけることは不可能です。今回は会頭として学会を主催しますが、残された時間は約1ヶ月。8年前に自分の書いたメモを頼りに詰めの作業をすることにします。

    このように「窮すれば通ず」とでもいいましょうか、一生懸命やっていれば、神様は突破口のようなものを用意してくれる。そういった引き寄せに気づくかどうか、そして、引き寄せてくれたものにエイッと飛び乗るかどうかで運命が決まると思います。

    それにしても、久しぶりに開いたEvernoteの画面(メモ)は、アプリのバグと思われますが、永遠に開かないのではと思わせるくらい重い。もうこのアプリは終わりだ、とずっと前から言われていますが、今回大事なメモを救済できたのは奇跡ですね~。

  • NHKゴガクで新しい学びのスタート

    私はNHKゴガクというアプリを使って、ハングル講座と中国語講座を聞いています。このアプリはオンデマンドで自分の好きな時間に何度でも聞けるため、ラジオの放送時間に聞けない時にもとても便利です。さらに、このアプリはラジオ放送の1週間遅れで配信されるため、今日から10月分の配信が始まります。ちょうど新学期のスタートです。

    英会話や基礎英語は1年間のプログラムですが、ハングル講座と中国語講座は半年ごとにプログラムが新しくなります。途中で難しくなっても心配ありません。10月からのプログラムでは、ハングルの「アイウエオ」から学び直すことができ、中国語も基礎から始められます。

    また、講師が変わると、スキットで取り上げられる内容も変わり、自分に合った講師に出会えれば、その半年間は楽しく学べます。まだ始まったばかりなので、新しいことにチャレンジしたい方には絶好のチャンスです!


    学会での思い出

    先日の学会で、少し変わった参加者がいました。初学者が勇気を振り絞って質問したところ、その質問に対して頭ごなしに罵倒するようなコメントを返してしまい、会場の空気は一気にしらけました。翌日の朝、その先生が発表をしたのですが、なんとその発表の中でも再び前日の質問者をバカにするようなコメントを繰り返していました。発表が終わっても、聴衆の誰ひとりとして拍手をしなかったのは印象的でした。

    学会という場は、初心者からベテランまでが自由に質問し、学び合う場でなければなりません。ベテランが初学者を罵倒するのはもってのほかです。実際、初心者の質問が時にはベテランの視点を超える本質的な問いであることもあります。海外の学会では、よく「That’s a good point. Thank you for asking.(良いポイントですね。ご質問ありがとうございます)」というやり取りが行われます。質問を受ける側は、こうした一言を挟むことで質問者に敬意を示しながら、答えを考える時間を作るのです。質問した人も「良い質問だ」と言われれば、気分が良くなります。

    最近は日本の学会でも、このようなやり取りが見られるようになりましたが、まだまだ改善の余地があります。


    「己の頭の蝿を追え」

    ふと、「こんな状況をうまく表現する言葉があったな」と思い出し、調べたところ、「己の頭の蝿を追え」ということわざにたどり着きました。この言葉は、「他人の欠点を指摘する前に、自分の欠点に気をつけるべきだ」という意味です。人を馬鹿にする前に、自分自身を見つめ直すことの重要性を示しています。この言葉を思い返し、深く納得しました。

    ラジオで語学学習をCopilotで描いてもらいました