むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • GoTo試してみましたか?

    この日曜は東洋医学会の役員会があるのですが、このご時世ですからオンライン会議です。例年だと福岡まで行っていたのですが、今年は自宅で参加できます。ありがたいことです。リアルの会議だと、沖縄から出席される先生の都合などもあり午後2時頃から夕方までの会議で、終わりも福岡ー那覇便に間に合う時間で終了していました。今年は、オンライン会議なので飛行機などの心配はないのですが、なぜか例年と同じ時間帯に会議があります。日曜の午後2時から4時にかけてです。これでは日曜が潰れるのはリアル会議のときと同じです。

    WEBのいいところは移動しなくていいところ。それなら、いっそ夜の8時頃から始めてもらいたい。2時間でも夜の10時に終われば十分でしょう。そうすれば日曜はいつもの通りご飯を食べたり床屋に行ったり温泉に行ったりできます。それが、午後の真ん中に会議を入れられると何もできません。まあ、WIFIさえあれば会議に参加できるのでやろうと思えば阿蘇の温泉宿にでも行ってお風呂に入って浴衣姿でオンライン会議なんてありだと思うのですが、まだそこまでする勇気はありません。おとなしく日曜日を潰して自宅待機です。

    そういえば、GoToトラベルの給付金は予算の底をつきそうだというニュースがありました。旅行にいくのも大変だけど、給付金がもらえるならホテルに泊まってみるのもいいなと思い、ネットを検索してみました。そしたら、なんとANAクラウンプラザホテル熊本・ニュースカイが3889円で泊まれるみたいです!これなら、週末一泊してホテルのラウンジでお酒でも飲んで旅行気分を楽しむのもいいかもしれません。

  • この冬、インフル検査は省略して処方します

    「COVID-19流行下でのインフルエンザ治療を考える」というタイトルで国立国際医療研究センターの照屋勝治先生の講演があったので参加しました。WEB講演なので自宅から聴講できました。WEB講演は本当に便利でいいです。熊本の耳鼻科の勉強会でしたが、内科の私もパスワードをもらって入れてもらいました。演題の通り、今年の冬はコロナとインフルのどっちかわからないような症例が来院されることは必至です。そういう場合、どのように対応するかというのは今のうちに考えておかないといけません。

    実は、先日、当院でもスタッフミーティングがあり、この冬の発熱患者さんをどう扱うかの対応策を話し合いました。患者さんの治療だけでなく、スタッフの安全も考えないといけないので、正義感や奉仕の心だけで診療するわけにはいきません。皆が安全で最良の結果を得られるにはどうしたらいいか。私の結論は、発熱患者さんで、インフルエンザかコロナかはっきりしない場合、検査はしないでタミフルを処方するというものです。インフルなら2−3日で軽快します。7−8割のコロナ患者は漢方で治ったという武漢からの報告がありますから心配いりません。私は漢方の専門なので、タミフルだけでなく漢方を併用して処方します。どっちであっても効くと思います。ハイブリッド治療です。

    今日の講演でも、防護服のないクリニックでインフルエンザを検査するのは危険。怪しい症例は検査せずに抗ウイルス剤を48時間以内に投与すること。治らなかったらPCRのできる病院に行ってもらうこと、と言っていました。まさに私の考えた当院の方針と一致した見解でした。患者さんにお願いです。検査してくれと駄々をこねないでください。マスクを外して鼻に綿棒を入れる検査がいちばんリスクが高いのです。

  • 備えあれば憂い無し

    WEB会議や講演会が盛んですが、その会議や講演に参加するためには専用のアプリが必要です。最も広く使われているのはZOOMだと思いますが、私はほぼ毎日ZOOMをつかって講演会に参加しているのでこれは慣れています。いろんな設定も一通り試しました。製薬会社などはZOOMよりもTeamsの方を好んで使います。セキュリティーの問題などが選ばれる理由みたいですが、私的にはTeamsは好きではなく、今まで数回しか使っていませんでした。もう一つよく使われるのがWebEXです。これは安定していていいなと思っています。

    実は、今週TeamsをつかったWeb講演を頼まれているので、今日は診療のあとに予行をしたのですが、やはりあまり慣れていないので、スムーズに行きません。スライドを共有しようとするとセキュリティーの設定画面が出てきたりして、煩わしいステップを踏まないといけませんでした。更に、パワーポイントを共有したところ、画像が重すぎたのかうまく共有できません。一旦会議(予行)は終了して帰宅しました。自宅で、2台のパソコンをTeamsにつないで一人会議を開催し、スライドをパワーポイントでなくPDFにしてパソコンへの負担を軽くしたりと、いろいろ工夫したら、スムーズに画像共有ができるようになりました。やはり、こういうWEB講演みたいな新しい試みは予行が必要です。備えあれば憂いなしです。

    話は変わりますが、今日の昼は用事で医師会へ行ってきました。麻薬免許更新の手続きのためです。車の免許は免許センターで更新しますが、麻薬免許というのは県庁管轄で、医師会が窓口になって手続きを代行してくれるそうです。麻薬免許というのはがん患者さんなどに痛み止めとして麻薬を処方するときに必要となるのです。また、それを管理する薬局にも免許があり、非常に厳しく管理されています。

    江津湖の遊歩道

  • 勉強三昧

    昨日は早朝経営者モーニングセミナーに参加しました。演者が講演の途中で居合のパフォーマンスをしました。真剣(日本刀)を振るものです。本物は初めてみました。演者さんがこのパフォーマンスで言いたかったことは、「残心(ざんしん)」です。「残心」とは刀を振り終わったあとに心を込めた立ち居振る舞いのことです。居合だけでなく弓道や剣道にもあります。おそらく他の武道や茶道などにもあるのではないかと思います。日本人独特の見えないけれども心がそこにあるという感性です。この、仕草の最後に心を込めて残すパフォーマンスは、日常応用できます。電話を切るときもそうです。私の場合、診察が終わって患者さんが診察室を出る際に診察の「残心」があると思っています。日本人にしかわからない心配りです。

    昨夜、診療が終わって日航ホテルで「血栓症治療を考える」という勉強会に参加しました。私の所属する循環器内科の教授だった小川先生(現在、国立循環器病研究センターの理事長)が凱旋講演されました。500人入る大きな宴会場で120人ほど限定で入場できる(三密を避けた)会でした。小川先生の研究は大学時代ずっとそばで見ていたので、懐かしくも大いに刺激となりました。私ももっと頑張って仕事したいと思いました。

    そして今日は夕方、漢方のWEB講演に参加しました。WEBは便利です。演者は東京の仙頭先生、司会は鹿児島の山口先生、そして聴衆は日本全国です。90名を超える参加者でしたので、主催者などを差し引いても80名以上の参加です。講演は漢方の基礎の勉強でした。基礎は本を読んでも眠くなるばかりなので、講演で教えてもらえればありがたいです。コロナのおかげでWEBの勉強も普及しました。あとは、勉強会の情報収集(いつあるのか、どうやってアクセスすればいいのか)を知ることと、その時間にパソコンの前でちょこっとパスワードなどを入力して会にアクセスすることです。ほんのちょっと指を動かせば大きな収穫が得られます。実践の心がもっとも大事なのです。

     

    ビビンバのご飯を麺にするとビビン麺となります。そうめんで作ってみました。激ウマ!

  • 糖尿病の新たな展開

    久しぶりにリアルの講演会があり、参加しました。ホテルの宴会場だったのですが、参加者は10名前後でやはりこじんまりした会です。演者は熊大分子生理学の永芳先生でした。素晴らしい講演でした。例年だと、終わってから懇親会もあるのですが、今回はそういうのは無く、真面目に勉強の会でした。それにしても、ホテルは閑散としており、玄関にはタクシー一台止まっていません。ちょっと怖いくらいでした。経営が心配です。

    勉強した内容は、RNA修飾病という新しい概念。遺伝子はDNAでできており、それがタンパク質に変換される途中段階でRNAという設計図のコピーが必要となります。そのRNAが変なふうに修飾を受けると設計図通りタンパク質が合成されなくなるそうです。糖尿病でも、膵臓でインスリンを合成する際にRNAが異常な修飾を受けることで設計図通りの蛋白(プロインスリン)ができず、その結果、インスリンが活性化できない(Cペプチドが切れない)そうです。例えれば、万年筆を使いたいのにキャップが外れなくなり、万年筆はあっても字がかけない(役に立たない)。こういう異常が見つかったそうです。

    更に凄いのは、こういう異常蛋白を作ってしまうRNAの修飾を正しくする薬剤の候補が見つかったというもの。私もよく使っている薬ですが、その薬剤がまさかインスリンのRNAを正しく働かせる働きがあったとは驚きでした。この分野は非常に新しいですが、今後すばらしい展開が期待できます。やっぱり勉強というのは不要不急のものではなく、どんな状況でも休んではいけませんね。