むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • キャノンEOS kissX3がWEBカメラになった

    こちらのブログでも毎日私がとった写真を披露していますが、このようにブログに毎日写真を上げるようになったのは今から10年ほど前です。私が前職の桜十字病院に働き始めたころ、フォト日記をはじめました。調べてみたら、2010年1月に書き始めたので、ちょうど10年経っていますね。興味あれば見てください →https://murakaz.hatenablog.comこのフォト日記は2016年で終わっていますが、その後当クリニックのホームページのブログに移行しています。365日x10年=3600枚ほどの写真がブログに上がっています。以前はキャノンの一眼レフEOS kissX3やリコーのコンデジGRなど何台もカメラを買い替えました。一眼レフは交換レンズも色々買いました。いわゆるレンズ沼にハマった感じです。しかし、この5年ほどはもっぱらiPhoneのカメラです。iPhoneのカメラはどんどん進化して、今や一眼で撮ったのと遜色ないし、いつもポケットに入っているのでシャッターチャンスを逃しません。iPhone最高です。

    世はWEB会議花盛りですが、パソコン内臓のレンズはとんでもなく画像が悪いですね。画角も固定されており、調整が効きません。そこでいろいろ調べていたら、一眼レフが外部カメラに使えるという情報がありました。うちでホコリを被ったEOS X3が使えるのか、ネットで調べてもそんな古いカメラの話題はありません。1週間ほど情報収集していたところ、キャノンアメリカがカメラとパソコンをUSBでつなぐだけでWEBカメラ化できるでドライバを発表したことがわかりました(まだβ版;お試し)。その情報を調べてもX3みたいな古い機種に対応していないのですが、非対応の古い機種でも動いたというニュースを発見しました。

    そこで、物は試しと、キャノンアメリカのサイト(英語のみ)からソフトをダウンロードしてみました。(EOS KISS X3用はないのでX10用のドライバ)。そしたら、なんと、作動しました!レンズがいいので、暗い室内でもきれいに写ります。また、パソコン内蔵カメラと違って、好きな画角にできるので、少し斜め上から広角レンズで設定してみたら、バッチリです。これでZOOM会議が楽しみになりました!

    クリニック近くの麦畑。収穫間近.麦秋というそうです

  • 漢方豆知識

    当院に漢方薬をもとめて来院される方が多いですが、処方のほとんどはエキス剤です。エキス剤というのは工場で煎じた漢方薬をフリーズドライにして粉薬みたいになっているものです。要は、インスタントコーヒーと同じで、お湯に戻せば元通り漢方薬になるわけです。そこで、漢方にうるさい専門医の先生はインスタントコーヒーを粉のまま飲まないのとおなじで漢方エキスも一旦お湯に溶いて飲みなさいと指導されます。しかし、私はあまりそのへんはうるさく言いません。味が苦手な人もいるからです。エキス剤を水で飲むのと一旦お湯に溶かして飲むのとで効能に差があるかと言われれば、私は9割方同じだと思っています。少し劣るかもしれないと思うのは、香りを鼻からかぐことでアロマセラピー効果があるので、粉のまま飲めばその分差引かれるわけです。

    漢方メーカーは皆さん知らないと思いますが、たくさんあります。ツムラは最大手なので、ご存知と思いますが、エキス製剤を一番最初に開発したのは小太郎です。また、クラシエ(昔のカネボウ薬品)も有名です。また、品質の良いオースギ、三和生薬などもあり、当院ではそれぞれの得意な分野を採用して使っています。

    更に、メーカーによって錠剤、カプセルなどの製剤もあるため、子供さんや漢方の粉が苦手で飲めないという場合、粉以外の製剤を使います。漢方カプセルは中身が軽いため水に浮きます。通常の薬を飲むように水をくわえて上を向くとカプセルは口の中で上の方へ浮いてくるため飲みにくいです。水をくわえたらあごを引いてやや下向きにするとカプセルは喉の奥へ行くのですっと飲めます。口内炎に処方する黄連解毒湯はカプセルを採用していますが、カプセルから中身を出して口内炎に振りかけると痛みが軽くなります。喉の炎症を取る桔梗湯は一度うがいに使って、そのまま飲み込みます。うがいで直接喉に効いて、飲み込んだら吸収されて更に効くというわけです。当院前の凌雲堂薬局の先生たちは漢方に詳しいので、いろんな使い方について説明してくれると思います。

     

     

  • コロナ鬱

    コロナ鬱が増えています。鬱といいますが、鬱だけではなく、動悸、息苦しい、喉が詰まる、眠れない、急に発汗する、何も楽しいことがない、気分が下がった、イライラする、食欲がない、一日中だるい、などなど症状は多彩です。当院でも、こういった患者さんの受診がかなり増えています。ステイホームの環境変化で知らないうちにストレスが溜まっています。人によってはワイドショーなどを見すぎて怖い怖いと不安が増大している人もいます。プラスチック手袋をして買い物にいき、買ってきたものを冷蔵庫に入れる前に全部消毒するなど、ちょっと病的な潔癖症になっている人もいます。以前だと、これを病的と考えましたが、今の世はそういう人が圧倒的に多いので、同じ症状も病気ではなく普通と考えられます。不思議なものですね。常識が変わった(パラダイム・シフトした)わけです。

    コロナ鬱の他にもステイホームで体調を壊す人がたくさんいます。つい間食をしすぎて肥満、糖尿が悪化した人。在宅ワークで座りっぱなしのため、持病の腰痛が悪化した人、誰も見てないからと、お酒を飲みながらテレワークして肝臓を壊した人、などなど。また、高齢者の場合、公園などを散歩する習慣がなくなったことで急速に足腰が弱ってしまった人が大勢います。また、日に当たる時間が減って、体内のビタミンDが減るので免疫能が低下したり、骨が弱くなったりします。

    世の中を見渡すとまだかなり外出を控えている人が多いようです。すでに、非常事態宣言は解除されていますが、皆さんの行動は自粛ムードが続いています。日本人はもともと真面目で鬱になりやすい人が多いので、心配です。体調(メンタル)に異変があれば、早めにご相談ください。もうすぐ学校も始まり、会社の仕事も通常モードに近いところまで復帰してくると思います。しっかり体調を整えて万全でいきたいものです。

     

  • 倫理に基づく経営を

    すがすがしい五月晴れで気持ちのいい一日でした。梅雨入り前の季節は一年で最も過ごしやすいと思います。ジュンブライドといいますが、日本の場合6月(JUN)は雨が多いので、6月前(いま)が結婚式に最適だと思います。しかし、今年は3密を避けるということで結婚式を取りやめたり延期しているカップルが多いと聞きます。大変ですね。式場は、延期の場合お金はかからないそうですが、取りやめとなるとキャンセル料がかかるみたいです。できちゃった婚の場合、延期は難しいですから、泣く泣くキャンセル料を払うケースが有るとニュースで見ました。

    ところで、テナントに入っているお店でコロナ禍でテナント料を払えなくなったところが、弁護士を通して、テナント料を免除にしてくれ、さもなくば当店は退去しますと強硬な通知をしてくるケースがあるそうです。通常、大家さん側が強いと思われますが、借りている側がこのように強気にでるのは、テナントが撤退したらこの不景気のなか次に入る業者が決まらず困るであろうと予想されるからです。貸す方も借りる方も切羽づまった挙げ句のなりふり構わぬ行動です。きついのはわかりますが、お互い様ですから、あまり我が利益だけを考えて行動するといつか落とし穴にハマります。私たちの行動はちゃんと見られているからです。

    こういう世だからこそ倫理感が大切です。日本は他の国と比べて倫理が国民全体に浸透しているので、民度が高いと言われます。ここは、その能力を発揮すべきときです。自分のことだけでなく他人を思いやる心を忘れ無いようにしましょう。勝つか負けるかではなく、どちらも勝つ方法(WIN-WIN)を考えないといけません。

    らくだ山

  • オンライン会議には外付けWEBカメラがほしい

    最近は勉強会など全く開催されなくなりましたが、オンラインミーティング、WEBセミナーなどが主流になっています。クリニックの仕事は対面が基本なのでWEB会議などはありません。とはいえ、時代の流れは急速にオンラインへと移っています。例年、九州大学で開催される東洋医学会の役員会も福岡に行かずに会議ができるようになりました。ZOOMを使った会議なので福岡まで行かなくても九州各地から旅費をかけずに参加できます。メリットしかありません。

    東洋医学会は県部会というのがあって、各都道府県で講演会を開催しないといけないのですが、予算が少ないため今後は今回のようなオンライン講演にしてくれれば、各県で主催しなくても良くなります。ぜひ、時代に乗って学会も変わってほしいと思います。また、今年に入って経営者モーニングセミナーに参加していたのですが、コロナで全部中止となりました。今日は久しぶりにセミナーがあったのですが、オンラインセミナーでした。司会は熊本、演者は大阪、聴衆は日本各地という感じです。なんと便利なんでしょう。これだと予算をかけずに一流の演者の講演を聞くことができます。

    そういう感じでWEB会議やオンライン講演が大流行なんですが、ZOOMなどの画面を見ると、みんな自撮りの顔の画角が下から見上げるようなアングルです。これはパソコン画面の縁にレンズが付いているので、それを使うと必然的にそういった画角になるのです。これはあまりに見苦しい顔に写ります。実は、スマホや一眼レフなどのカメラをWEBカメラ代わりに使えるのですが、そういった方法を取ると自分を少し斜め上からとったりしてかっこいい画角に設定できます。カメラ小僧の私は外付けカメラでどこまでできるかいろいろ研究中です。

     

    高森らくだ山