むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • まずググれ

    「ググる」の意味がわからない人は勉強が足りません。「Googleで検索する」という意味ですね。それで、「人に聞く前にまずググれ」というふうに使います。新聞などでは使わない日本語ですが、今や子どもからお年寄りまでスマホを持っている時代ですから、こういう言葉は常識です。最近、ホリエモンの言葉で「記憶力より検索力」というのがありました。もっともな話です。テレビでクイズ王などありますが、携帯でググる時間さえもらえれば、大抵の答えは出ます。それをググらずに記憶しているからみんなビックリするわけです。

    しかし、世は総スマホ時代です。記憶していなくても、携帯を持ってさえいればググれるので、クイズ王にも匹敵するだけの知識が手のひらにあるのと同じことです。大事なのは、その中から正解を導きだす「検索力」です。

    来院される患者さんの多くが自分の症状を検索して、いろんな心配をしてこられます。例えば、「微熱、倦怠感、咳」と調べると「結核の恐れ」とか「肺がんの可能性」と出てくるわけです。そのググった結果をどう判断するかは素人にはできないことですから、結局私たち専門家の意見を聞くことになるわけですが、検索力を磨くことは現代人にとっては必須のスキルだと思います。そのためにも、検索できるツール(スマホやiPad)とネット環境(Wifi)を持つことが何より大切だと思います。スマホを音楽やゲームのためだけの道具にしてはいけません。

  • 世界株安の始まり?

    NYに端を発した世界同時株安は驚きましたね。一気に1000円近く下がっています。このところ好調だったため、含み損を抱えている人は非常に少なく、市場全体のムードは明るかったと思います。こういう時に、遅ればせながら株に手を出した人は大損したと思います。それでも、現物株を買っていれば、またいつか上がってくるかもしれません。

    昔は会社四季報などをじっくり研究して業績見通しなどで売買していた時代がありました。しかし、昨日も書きましたが、今は人工知能(AI)の時代です。プロのAIが株価の動きを瞬時に判断して、100分の1秒単位で売買注文を出しています。全自動です。我々素人がオンライン取引をしても絶対にかないません。この数年で一気にAIによる自動取引が普及したため、値動きがものすごく大きくなりました。いまや素人が手を出せる世界ではないのです。ペーパードライバーとF-1レーサーが同じ道路上でタイムを競うようなものです。このような世界で勝てるのはAIを制するもの=プロだけです。素人が勝ったとしてもまぐれですから、常勝はあり得ません。

    私は昔まだ人工知能などない時代にエクセルにマクロでプログラミングして、株価を自動的に読み込ませて一定のアルゴリズムで銘柄を抽出して自動発注するロボットを作ったことがあります。自分では株価も見ないし発注もロボット任せ。全自動なのでほったらかしで良かったのですが、バカバカしくてやめました。しかし、こんなこと(世界株安)で株で損して仕事も手につかないでは本末転倒です。まずは本業を頑張ることです。食べて行くだけのお金があればなんとかなります。

    明午橋から見た白川

  • 市民体育館で運動

    せっかくの連休ですが一日中雨でした。私は通常土日の休みにはブログ用の花の写真撮影も兼ねてウオーキングをしますが、この週末はできませんでした。朝から雨が降り続くため何をしようかと考えた挙句、水前寺の市民体育館へ行って見ました。ここにトレーニングジムがあるとは聞いたことがあったのですが、行くのは初めてです。行って見てわかったのですが、ジムと更衣室は全く別のところにあります。体育館内の共同の更衣室兼ロッカールーム兼シャワールームでまず運動用の格好に着替えます。外履きと別に運動用の内履きの持参が必要です。その後、ジムへ行くと自動販売機があるので、使用チケットを300円で買います。そのチケットにタイムスタンプがあるので、2時間を限度に自由にトレーニングできます。(体育館のホームページを見ても、このような利用案内がないので、困ります)

    私は以前ホリデーというスポーツジムのメンバーになっていました。そういう施設だと、機械を使った筋トレ、ランニングやステップマシン、エアロビのようなインストラクター付きのプログラム、水泳、温泉など全部自由に利用できて毎月1万弱です。とても充実していていいのですが、週1回くらいでは元を取りません。元を取るため無理してでも毎日行くというモチベーションがあれば、それでもいいでしょうが、今の私にとっては時間的に難しいのです。

    そこで今回の市民体育館ですが、自宅から5分ですからいつでもいけます。設備はホリデーに比べれば子供騙し的に小さいですが、300円で入会手続きも何もいらないので、悪くないです。今日は1時間ほど色々運動してカチカチだった肩こりがほぐれました。これだけでも行った甲斐がありました。

  • スロージョギング

    このところジョギングしている人をよく見かけます。先週くらいまでは暑すぎてランニングなんて考えられない世界でしたが、今日あたり涼しくて走るにはいい季節になってきました。あの死ぬほど暑かった時期にも走っている人を見かけましたが、あの人たちはマニアックで健康よりもランの記録達成を優先している人たちです。普通の人が真似してはいけません。

    逆に、記録狙いとはとても思えない、歩くようなスピードでジョギングしている人も見かけます。実際、フルマラソンは最初から最後まで早歩きで通せばそこそこの時間でゴールできます。練習不足で走って膝などを故障して、ヨタヨタしながら歩いてゴールする方がよほど遅くなります。では、歩くようなスピードで走るのはどうでしょうか?実は、これはとても健康にいいと言われています。スロージョギングと言います。

    スロージョギングは歩くより全身運動です。そして、かかとから着地した時に体重の数倍のGがかかることから骨に刺激になり、骨が丈夫になります。心拍数も歩くよりは上がりますから、心肺機能が向上します。そして何より、ゆっくり走るのはさして疲れないため、案外距離を走れることです。スピードを出すと、初心者なら1キロも走れませんが、のんびり歩くようなスピードのスロージョギングはおすすめです。もちろん疲れたら歩いて、回復したらまた走って、のインターバルを繰り返して「疲れず」「楽しく」「どこまでも」がスロージョギングの楽しみ方です。私も、日曜日の昼に小雨の降る中10キロほどスロージョギング+ウォーキングをしました。

  • リラックスするコツ

    月初めは毎月レセプトのチェクがあります。レセプトとは診療報酬請求のことですが、皆さんが窓口で負担した額は3割で、残りの7割を国保や社保に請求するのです。そのためには、行った診療行為の記録とそれに対応する病名などをきちんと書いておかないといけません。診療が終わった後からの請求なので、すでにコストは発生しているのですが、国保や社保が書類の不備を理由に全額払ってくれないことがあります。それはこちらとしても困るので、毎月1000枚以上のレセプトをチェックします。この土日はちょうど月初めの週末ということで、朝は5時からチェックを始めました。

    1日やって、まだ終わっていないのですが、もう限界です。疲れました。こういうストレスは気の巡りを悪くします。漢方では気滞といいます。気の滞りは漢方薬で巡りをよくすることができます。ちょうどアロマのような香りのいい漢方薬です。それ以外にも、もちろんアロマセラピーもいいし、ハーブティーもいいと思います。また何より効果的なのは運動です。私は気分転換にウォーキングに出たら、復活しました。体を動かすことで気の巡りをよくすることができます。膝や腰が痛む時も軽く運動することで気の滞りを治すことができるため、痛みが軽くなります。

    また、ストレスは交感神経の緊張なので、ストレス解消は副交感神経の刺激が効果的です。よく寝ることは基本ですが、気の置けない友人とゆっくり食事するのもいいでしょう。マッサージや鍼灸も非常に効果的です。そのほか、公園や森林で自然の気をいただくのもいいでしょう。弁当などを持って、立田山くらいの低山ハイキングなどでも「体を動かす」+「自然の気をいただく」+「食事」というトリプルの癒し効果が期待できますよ。