むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 来年の手帳はどれにする?

    連休ですが、新コロの拡大もあり旅行はしづらいですね。すごく暖かい日が続いていますが、天気予報によるとこの連休中の雨で寒くなるようです。風邪引かないようにしましょう。少し前にも書きましたが、毎年、来年のスケジュール帳をどれにしようかと悩むのは楽しいものです。今年はコクヨのCampusダイアリー(B6サイズ)を使いました。キャンパスは大学ノートのメーカーでこのダイアリーも同じ素材です。1年使うので少し頑丈にできている気がします。見開き左は1週間分のスケジュール帳で右は自由にかけるノートになっています。私たちくらいの年代になると忙しく働いていると月曜が来たと思ったらあっという間に土曜日です。忙しすぎて一日のすぎるのはすごく早い。うっかりすると、スケジュール帳が真っ白のまま日々が過ぎてしまいます。

    そこで、このダイアリーを使って、1週間で右のノート部分を何でもいいから書いて埋めることを習慣にしました。本を読んだ覚書、講演会に参加したメモ、YouTubeを見て気づいたことなど何でも書いておきます。すると、何もしないで時間だけが飛ぶように過ぎ去ったという気がしても、実際にはたくさんの気づきがあり、充実した1週間だったことがわかります。今日も1日頑張った、今週もいい仕事ができたと実感するためにも日々の記録は役に立つのです。

    今日は、蔦屋にいって手帳コーナーを見て回りました。いろんな手帳があります。コクヨのキャンパスダイアリーだけは別コーナーで棚一つ分取り揃えてありました。サイズ違いで大小色々あり、中のレイアウトの違うものもあります。値段は通常のダイアリーより格安です。結局来年もキャンパスを使うことにしました。

  • ビタミンDちゃんととってますか

    皆さん、ビタミンDをちゃんととっていますか?私は半年以上前からこのブログに書いていましたが、ビタミンDにコロナの予防効果、治療効果が認められたというのがやっと記事になっています。ぜひご一読ください。https://president.jp/articles/-/40384

    新コロ第3波が来ています。これから冬はどんどん増えると思います。予防も大事ですが、免疫をたかめることが最も効果的です。免疫さえしっかりしていれば経済活動はさほど制限しなくても大丈夫なはず。感染防御の免疫は、ストレスを避ける、十分な栄養(蛋白とミネラル)、ビタミンA,CとDなどが大切です。ビタミンは食品では取れない程大量をすすめます。サプリで摂ったほうがいいと思います。

    このブログをかかさず読んでくださっている皆さんは行動も早いのでおそらくネットで調べてビタミンを買っていると思います。ビタミンDがいいとわかっているのに飲んでいない人は知らないのと同じです。知識と実践は相当の違いがあります。タバコはやめたほうがいいと知りながら禁煙できないのも同じです。話は変わりますが、甜茶(てんちゃ)というお茶を知ってますか?甜という字は舌に甘いと書きます。その名の通り甘いお茶ですが、カロリーゼロです。最近KALDIで買って見たのですが、午後の紅茶(ミルクなし)くらいの甘さを感じます。これを食後に飲めば、デザート代わりになります。甘くて美味しい。しかもカロリーオフ。更にいいことに、花粉症などのアレルギーが軽くなるそうです。中国ではこのお茶はその昔、門外不出だったそうです。納得の味です。食後の甘いものがほしい、やめられない、という方はぜひお試しください。

  • 完璧主義を捨てよう

    落ち葉の季節となりました。毎朝クリニックの前には大量の落ち葉、一人で片付けるなら1時間以上かかると思いますが、クリニックお隣の奥さんが毎朝手伝ってくれて助かっています。相当大変だろうと思います。私も、中腰で落ち葉を集めていると腰に来るので、休み休みビニール袋に集めますが、30Lの袋でいくつもになります。街路樹を見上げるとまだまだたくさんの葉がついています。仕事は続きます。毎朝6時過ぎに家を出てまだ暗い中掃除しています。本当はクリニックの2−3軒となりまで掃除したいのですが、どうしても時間が取れません。せっかく一箇所に掃いて集めてもビニールに詰めなければあっという間に風に飛ばされて元通りになってしまいます。

    完璧主義の人は、こういう作業に向いているようで向いていません。なぜなら、落ち葉一つないところまできれいに掃除しても5分ほどでまた新しい葉がたくさん散ってくるので、完璧に掃除した満足感は数分しか得られないからです。きっと、頭にきてもうやめた!と思うことでしょう。そこで私は、毎朝落ち葉を集めながら、心に唱えることがあります。それは、「完璧を目指すな。だいたいでいい!歩道の落ち葉の量が減ればそれでよし」そう何度も何度も唱えながら、黙々と掃除します。

    実は、医療も同じだと思います。完璧を目指すのはいいように見えて実は良くない。例えば、人間ドックで、血圧、肝機能、中性脂肪、コレステロール、尿酸、血糖が少しずつ異常値だったとします。完璧を目指すなら、それぞれに薬を使って、血圧、コレステロールの薬、尿酸の薬と積み上げていき、とんでもない量の定期薬になります。もちろん全部使えば来年のドックでは優秀な成績かもしれません。完璧主義の人ほどそれを理想とします。しかし、数値を治すのが目的ではありません。健康な毎日と元気な老後を過ごせればいいのです。尿酸や中性脂肪がすこしくらい正常値を超えていても元気ならいいじゃないか、と多少の妥協も必要です。どの数値を治すか、どの数値は経過観察でいいか、はかかりつけ医の腕にかかっています。大学病院や健診をする大病院は数値が全てで、個人の生活や一生には責任も興味もないのです。

  • 薬味の組み合わせは漢方に通じる

    暖かい日が続いています。今日の午後は診察室が27Cもあったので、クーラーを入れました。もちろん半袖の白衣で仕事です。冷やしておかないと頭がオーバーヒートします。私はマラソンを初めた7年ほど前から冷え性になりました。体脂肪が極端に減ったからだと思います。それ以来、冬の診察時にはポケットにカイロを入れたりしていました。ところが、このところ走るのをやめて少し太ったのもありますが、冷え性は軽くなりました。また、今年は韓国料理にハマって、週に5回以上唐辛子で真っ赤なチゲ鍋をたべ、いつも体がポカポカしています。にんにくもチゲに入るので効いているのかもしれません。また、血行を良くするオメガ3(フィッシュオイル)のサプリもとっています。結果、何が一番効いたのかは不明ですが、私の冷え性はかなり良くなりました。

    唐辛子などの薬味はその名の通り薬です。漢方では2000年以上前に薬用植物の性質をまとめた神農本草経という本があり、それが漢方理論の基本となっています。唐辛子の性質は大熱です。大いに温める働きがあるのですが、不思議なことに北国だけでなくインド、タイ、メキシコなど暑い国で辛いものが食べられています。それは、辛いものを食べることで胃が刺激されて夏の食欲低下の治療効果があると思われます。また、食べると発汗するため、結果的に温まったあとに体が冷めてしまうのです。それが暑いところでスパイシー料理を食べる理由だと思います。

    では、韓国料理は南国の料理と違って唐辛子で温まった上に体が冷めないのはなぜか?不思議です。おそらく唐辛子は温めるだけなので、冷まさない工夫があるはずです。韓国料理の味付けに定番なのは、ごま油とにんにくです。これらの組み合わせをすることで冷えないのかもしれません。漢方でも麻黄という生薬は体を温めるのですが、桂枝と組み合わせるか石膏と組み合わせるかで温め方が全然違ってきます。おそらく唐辛子もにんにくなどとの組み合わせで薬性が変わるのではないかと思います。こう考えると、無限の組み合わせから最も薬効の発揮されるレシピが漢方薬です。その漢方を無秩序に組み合わせると薬効が損なわれるのは自明のことです。

    珍しい菊です

  • 鴨さんの講演を聞いて朝からハッピー

    今朝は鴨頭嘉人さんのWEBモーニングセミナーに参加しました。チケット(無料)が運良く手に入りました。ラッキー!コロナ禍において元気のない業界の社長さんたちを勇気づける素晴らしいお話でした。会社(店や事業所)が明るくないとお客さんは入らない。コロナが怖いからと玄関を閉めてしまって、小さな隙間からしか店内に入れないようにしてあったり、店内も電気をいつもより暗くしてあったりすると、人は寄り付かない。店をオープンしたときの気持ちを思い出そう。たくさんお客さんに来ていただきたいと思っていたはず。そして、お客さんの入ってくる玄関は明るくきれいにして、全開にしていらっしゃいませと笑顔でお迎えしたい。その初心を忘れている。お客さんを(コロナを持っているかもしれないと)怖がってビクビクしている。そんな店に人は入らない。みんな元気を出そう。絶対にうまくいくという前向きな気持を失ってはいけない。そんな講演会でした。朝からとても勇気づけられるお話でした。講演会に参加できて本当に良かった。

    そういう当院は、コロナ前と全く変わらない体制でスタッフみんな元気で明るく働いています。そして、患者さんも以前にもまして大勢来院いただいています。経営者としては嬉しい限りなのですが、待合が混み合うのは良くないので、全力でスピード診察に心がけています。もちろん、換気をしたりドアノブやトイレなどの消毒は頻繁に行っています。

    最近、マスクをすると息苦しいと来院される患者さんがたくさんいます。私自身、マスクは嫌いです。本当はしたくないのですが、世の中の常識を外れると白い目で見られるので渋々つけていますが、布製のやつをゆるくつけているだけです。それでも息苦しいです。熱がこもるのと、吐いた息をもう一度吸うので酸欠になります。頭の回転が落ちるので、患者さんが途切れたらすぐにマスクを外して深呼吸します。乳幼児は人の顔を見て怒っているとか笑っているとか、表情を読み取る学習が必要なのだそうですが、マスクのせいで表情の読めない子供が育つ危険があると聞きました。「ゆとり世代」ならぬ「コロナ世代」という空気読めない世代が登場しそうです!