むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 豪雨でも天に感謝

    熊本市内は朝から激しい雨でした。少し小ぶりになってはまたどしゃ降りの繰り返し。梅雨明け前の豪雨と同じような降り方ですが、まだ5月です。例年だと、五月晴れのカラッとした天気を満喫し、運動会や結婚式などにもってこいのいい季節なはずでした。私は、どしゃ降りの雨を見るたび、農家の人達がまだ田植えの準備もできていないのにこんなに早く梅雨本番となり、さぞ困っているのではないかと思います。週末は晴れそうなので、大急ぎで麦を刈って田起こしをしないと間に合いませんね。会社員は上司の顔色をうかがってストレスの多い生活ですが、農家の人はうるさい上司のかわりに絶対太刀打ちできない天気の神様がいます。それはそれでストレスだと思いますが、常に感謝の心を持っていないと農作物はうまく育ちません。全部うまく行って大豊作、と思ったら収穫前に台風が来た、なんてことはざらにあるし、人間の力ではどうしようもありません。天の神様には逆らわず、感謝の気持を忘れず、温かいこと、寒いこと、雨が降ることなど、すべてを受け入れることが大切です。

    今日の雨の降り方は災害が起こっておおかしくないレベルでしたが、さいわい無事でした。これは感謝に値します。こう考えると、一日の出来事で天に感謝すべきことはいくつもあるともいます。コロナの患者数は一向に減る気配もありませんが、今日一日熱も出さずに元気に過ごせたことも感謝です。高齢者のワクチン接種が始まりましたが、もし注射してアナフィラキシーなどの重篤な副作用が出なかったら、それも感謝に値します。雨がひどい、渋滞にハマった、ワクチンの予約が取れない、など不平不満ばかり言っていないで、同じ現象を反対に感謝すべきことと思って見ましょう。案外、毎日は感謝すべきことに溢れています。

    身近に不平不満や愚痴ばかり言う人がいたら、できるだけそこから離れましょう。愚痴などはうつってしまい、気がついたら自分も愚痴っているということがあります。ネガティブなことを言うと、ネガティブを引き寄せてしまいますよ。

  • 梅雨を楽しむ

    朝は小雨でしたが、昼からは晴れて梅雨の一休み。しかし、明日は大雨との予報ですので、油断大敵です。大雨の日は傘をさしても濡れるので、雨合羽がいいですね。かっぱはベトベトして気持ち悪いものもありますが、私が使っている登山用のは快適です。着るとテンションが上ります。冬はウインドブレーカーにもなるので、重宝しています。傘も、コンビニのビニール傘は安くて便利ですが、テンションが上がるということはないでしょう。デパートで売っているようなおしゃれな傘だと、持っているだけでウキウキすることだと思います。雨の日の鬱々とした気分を吹き飛ばすには、こういった小物のパワーを利用するのもいいのではないかと思います。

    ところで、コロナワクチンの話ですが、つい先日から1回目の予約と同時に3週間後の2回めの予約を取ることができるようになりました(こんなの当然という気がしますが・・)。先週先行して予約した人たちは、それができなかったため、改めて3週後の予約をとらないといけないようですが、あっという間に何週も先まで予約が入っているようで、2回めの予約が当院には入らないという連絡がありました。当院ではどうすることもできませんので、3週(21日目)以降で予約できそうな会場があれば、どこでもいいので予約をとってください。これから新規に1回目を予約する人は、3週目のスケジュールも確認してから予約を入れるようにお願いします。

    続々と予約が入っていますので、来週からは相当忙しくなります。もし当日体調が悪くてキャンセル、みたいなことが無いよう、体調管理には十分お気をつけください。万一これないときは、ご自分でコールセンターに連絡をしてキャンセルしてください。代わりの日の振替はありませんので新たに予約センターでの予約が必要となります。

  • 発酵食品を楽しむ!

    発酵食品が体にいいのはご存知のとおりです。日本や韓国など東アジアが比較的コロナの感染者が少ないのは、発酵食品のおかげではないかと噂されています。実際には証拠はないのですが、ありえる話です。うちの冷蔵庫を開けると、味噌、納豆、キムチ、ヨーグルトは欠かしたことがありません。いつも大量に買い置きしています。ついでに調味料として醤油麹も作っています。たまに飲むマッコリも発酵していて、放置するとペットボトルが破裂しそうになります。

    私は毎日納豆にキムチを混ぜて食べます。そのキムチですが、スーパーに売ってある日本のキムチは白菜の浅漬に唐辛子をまぶしたいわゆる「朝鮮漬」みたいな物に添加物の魚介エキスや甘味料を混ぜた物が多く、これは発酵していません。本物のキムチは「白菜、塩、魚介、唐辛子」だけから作ります。熟成させると自然と白菜についている植物由来の乳酸菌が発酵します。菌が生きているかどうかはキムチの入ったボトルを見るとわかります。賞味期限のところに、「時間がたつと酸っぱくなります。お早めにご賞味ください」と書いてあれば、菌が生きている証拠です。私は酸っぱいくらいに発酵したものが好きです。店で買ったものは酸っぱくならないようにしてあるのですが、買ってきてから、冷蔵庫に入れず、ボトルの蓋を開け、酸素を入れて半日(冬なら数日)放置することで発酵が進みます。温度を上げてあげることが大切です。

    発酵が進むと、食べたときにシュワシュワッと炭酸の泡の食感があります。これが好きです。日本製でなかなか美味しいキムチがないのですが、Aプライスには直輸入のキムチが売ってあります。これはかなり本場の味に近いです。もちろん、室温で放置すればさらに発酵が進みます。最近私が編み出した必殺技は・・韓国料理屋さんで本場のキムチをテイクアウトしてきます(最近はこのご時世なので気軽にテイクアウトできます)。それを発酵のタネにして、市販のキムチと混ぜ合わせると、素晴らしい味にしてくれますよ。ところで雑談ですが、みんなで写真をとるとき日本語で「ハイ、チーズ」のところを韓国人は「キムチー」といいます。面白いですね。

  • 自衛隊はなんでも屋ではないのに・・

    今日診察に来た患者さんで、来院前にワクチンの予約を取りました、という方が数名おられました。今回はスムーズに予約がとれているみたいです。ホッとしました。前回は、電話もネットも繋がらない、つながっても当院が接種会場のリストに入っていなかったと複数の方に言われました。そうは言っても当院はすでに接種会場になっており、現に医療従事者枠で近隣の施設の方にワクチン接種を実施しているので、予約しようとして当院が見つからなかったのはなぜか、わかりませんでした。自分で予約サイトにアクセスして確かめようとしましたが、クーポン番号がないと入れません。結局、当院が漏れているのかどうかはわからないままでした。仕方ないので、熊本市のワクチンオフィスに問い合わせのメールをしたのですが音沙汰なし。電話をしても通じない。どうなっているのだろうとおもっていました。というわけで、今日、当院での予約が入ったという話を聞いて、ホッとしたわけです。行政がてんてこ舞いしているので、現場も踊らされます。毎日大変です。

    自衛隊の人たちを使って、集団接種をするとニュースで言っていますが、自衛隊も大変だと思います。日ごろの国防の任務はもちろん、体力づくり、戦闘機や戦車などの点検整備、レーダー監視など本来の任務が山のようにあり、おそらく人も足りていないので、下通りなどにオフィスを作って自衛隊に入ろうと勧誘したりしています。それに加えて、豪雨や地震の際には人命救助や捜索などとても頼りになります。その上、今度はワクチン接種です。結果的には国民の命を守るという大義名分を掲げると、真面目な自衛隊員たちは断れません。

    当院は自衛隊のすぐ近くなので、自衛隊員の皆さんもよく来院されます。あまりの忙しさに鬱になって来る人がたくさんいます。公務員の余剰人員の集まりであるなら、こういうホワイトカラーが苦手な仕事を頼むのもいいでしょうが、本来の大切な仕事があるのに、なんでもかんでも押し付けられるのはお気の毒とか言いようがありません。なんでも屋ではないのに・・。

    今きれいに咲いているツツジは桜の頃に咲いていたのと品種が違うのでしょうか。

  • 月曜日、ワクチン予約受付の日!

    月曜日、またコロナワクチンの予約受付日ですね。待ちに待ったというより魔の月曜といったほうがいいかもしれません。みんな目の色をかえて必死に電話をかけたりスマホでアクセスしたりすることでしょう。今週は急遽年齢制限がかかっています。月曜は85歳以上、火曜が80歳以上という話です(そう聞いたのですが、今日の熊日新聞の案内には全くその事が書いてありませんが、今確かめたら市のHPにはそう書いてあります)。またこの前の予約用の電話番号は今回使えないようです。今週からはフリーダイヤルになっています。電話番号が違うので、お手元の予約センターの電話番号では予約できません。おそらくその番号にかけたら、相談窓口に繋がり、新しい予約用の番号を案内されると思います。しかし、そんなことをしているうちに予約枠はあっという間に埋まってしまいますから、間違いないようネットで番号を確かめるか、日曜日の熊日新聞の広報をよく読んで準備しましょう。

    新聞のワクチンの案内を見ると、医療機関リストの中で医療機関が独自に予約を受けるパタンと、コールセンターを通しての予約の場合に分かれているようです。当院はコールセンターを通しての予約です。当院では毎月1600名を超える患者さんが来院されるため、もし独自に電話予約をしたら当院の電話回線がパンクします。大事な患者さんからの病状の問い合わせや、訪問診療をしている患者さんの容態の変化などの連絡が入らなくなったり、通常の外来診療での受付や会計が妨げられてしまいます。かかりつけ患者さんたちにはお手数ですが、コールセンターでの予約をよろしくおねがいします。

    患者さんに聞いた話ですが、医療機関で独自に受け付けている施設がいくつかあるようですが、コールセンターより電話がつながる確率が高いということで、あの病院にかけたら打ってくれるという情報が老人会LINEみたいなネットワークに流れているそうです。おかげで、独自に予約を受けているクリニックは殺到する電話対応にたいへんみたいです。皆さん、焦らずゆっくり行きましょう。ワクチンはしてもしなくてもかかる人はかかるし、かからない人はかからない、そんなもんです。イライラして免疫を落とすのが一番馬鹿らしいですよ。

    梅雨入りし、あじさいも咲き始めました