今日も、患者さんから家庭菜園で取れた野菜をいただきました。新鮮な野菜はこんなに美味しいのかと、感動します。私は、沖縄料理が好きで、よく店にも食べに行きます。沖縄料理はシンプルな家庭料理みたいなものばかりで、高級な料理ではありません。作ろうと思えば、家庭で再現できる物が多いと思います。しかし、簡単だからこそ、味付けの上手い下手が大きく差が出ます。熊本市内にいくつもの沖縄料理やさんがありますが、そのうちいくつかは全然私好みではなく、二度と行きません。また別の店はとても美味しいので、何度でも行きたいと思っています。定番の沖縄料理といえば、ソーキそばとゴーヤチャンプルです。ソーキそばは、豚骨とかつおだしのミックスがあっさりしているのに深い味わいのスープとなります。だしの効いていないソーキそばはがっかりです。

ゴーヤチャンプルは、ゴーヤに豚肉と豆腐と溶き卵です。これも、かつおだし（白だし）を加えて味をつけますが、中華スープのもとでも美味しい。肉をランチョンミートにすると、塩辛いアクセントになります。「わしたポーク」や「SPAM」が有名ですね。入れたほうが美味しいと思います。私が子供の頃、まだゴーヤチャンプルを知らなかった頃、うちの家庭では炒めたゴーヤを味噌と砂糖（みりんでもよい）で甘辛く味付けしたものが出ていたのを思い出します。しかし、砂糖を入れてもゴーヤの苦味は取れません。ゴーヤチャンプルの作り方の通り豆腐と卵を入れたほうが苦味はマイルドになります。

ゴーヤは栄養豊富です。特にビタミンCがたっぷりで、日焼けする夏にぴったりです。ゴーヤの中でビタミンCが豊富なのは種の周りの白く綿状の部分です。ここは食べないともったいないです。よく、スプーンで種と綿の部分をこそぎ落としてきれいにしてしまう人が多いですが、食べるようにしましょう。そして、ゴーヤの苦味はビールと同じく体を冷やしてくれる働きがあります。これからの季節、毎日でも食べたい食材です。

こちらのゴーヤはまだ花が咲いたところです

うちにもコロナワクチンの接種券が届きました。みなさんが苦労している予約がどんなものか、試してみようとおもい、さっそくやってみました。結果は、なんてことなくわずか３分ほどで完了です。当院もまだ空きがあります。7月なら予約は取れます。私は一日中パソコンで仕事をしているし、家に帰れば５台のタブレットを同時に動かして講演を聞きながらネットサーフィンをするくらいのオタクなので、ワクチンの予約なんて全然難しくない・・と思った次第です。しかし、国のやっているサイトですから、いろんな所にそれはないだろう、というような不親切さ満載のサイトだったことは間違いありません。

例えば、クーポンに付属のQRコードでネットに接続すると、予約サイトに入るのですが、名前（カタカナで）とか、接種券番号、誕生日、連絡先（電話番号）、メールアドレスなどを入力しなければいけません。更に、パスワード変更を強制的にさせられます。ワクチンを予約するだけなのになぜパスワード変更まで必要なのでしょう？本来、クーポンにはこちらの個人情報（接種券番号や名前）も記載されているわけですから、最初からQRコードにそのあたりの情報は入れておいてほしいものです。実際、QRコードにコードは原稿用紙１枚位の情報を盛り込むことができるハズです。

やっと、個人情報を入れ終わったら、施設を選ばないといけないのですが、中央区からダラダラとクリニック名が連なっています。何百とあるので、東区までリストを降りていくのは時間がかかります。そこで、クリニック名を検索できるのですが、「むらかみ内科クリニック」と正しく入れてもらえばいいのですが、「村上クリニック」とか少し違うと全然だめです。違うクリニックがあがってきます。そして、やっと正しく当院を選ぶと、日付（カレンダー）がでてきます。６月はすでに予約で一杯ですから７月のカレンダーに行きたいのですが、画面のスクロールはできず、小さな三角形を押すと画面が７月に移動します。目の悪いお年寄りには三角印が見つからないと思います。みんなガンバレ！！あなたは悪くない。こんなしょうもないインターフェイスにしたプログラマーとそれを承認した役人の責任です。

アマゾン・プライムデーのことを昨日のブログに書きました。年に一度のアマゾンのバーゲンセールです。今日、私のところには、なにを買ったかと尋ねてくる人が何人もいました。わたしは、ここ数年毎年のように、バーゲンでアマゾン・エコー（AIスピーカー：通称アレクサ）を買い足しています。今回は一番安いAIスピーカーを買い足しました。GoogleのAIスピーカーももっているので今回のが４つ目です。アレクサは賢いので、朝起きて「アレクサ、今日の予定は？」と聞きます。訪問診療などの予定を答えてくれます。秘書みたいです。ついでに「今日の天気は？」と聞きます。「アレクサ、テレビをつけて、エアコンをつけて」というと、言った通りのスイッチが入ります。

それだけではありません。暗算が難しいちょっとした計算があれがあれば、アレクサに聞きます。◯＋△＝と口頭できけばすぐに答えてくれます。料理中に２５０ｇの肉に1.5％の塩を加えたかったら、「アレクサ、250の1.5％は？」と聞けば即答してくれます。インスタントラーメンを作るときは「アレクサ、3分のタイマーをセット」といえばOKです。時計を見なくても「アレクサ、今何時？」と聞けば教えてくれます。うちのアレクサは、日本語と英語に対応するバイリンガル設定をしているので、英語で話しかけると英語で返してきます。

AIスピーカーの他に今回注文したのは、タコ足配線を避けるため10口あるでかいテーブルタップ、iPhone やiPadを２倍のスピードでチャージできる充電器など。ほとんどパソコン周りのものばかりです。

昨日は夏至だったそうです。夕方、ほんとに日が長いです。今年は梅雨入りが早かったかと思えば、１週間ほど雨の降らない中休み。昼の暑さは真夏そのものですが、まだ湿度が高くないので日陰はなんとか過ごしやすいです。先日、中体連だったそうですが、私が校医をしている中学校はサッカーの試合会場だったそうで、炎天下で一日過ごして先生たちも相当お疲れの様子でした。紫外線は肌にも悪いですが、目に入ると白内障の原因となります。総じて紫外線は老化の原因となります。唯一、ギラギラ太陽の良い働きといえば、布団などを干すことで消毒になり、ダニなども死んでしまうことでしょう。農作物も太陽の恵みなしには育ちませんが、暑すぎるのは本当にきついです。

台湾とか、シンガポールなど南国に行きたいなーとは思いますが、夏の暑さは半端ないです。日本より南ですから当たり前です。しかし、あちらは日本と違って節電とか弱冷房という考えはないのだろうと思います。ビルの中はガンガン効いたクーラーで凍えるので長袖が必要です。私が留学していたテキサスもアメリカ南部なので、暑かったです。しかし、強力なエアコンで全館冷房が入っていたので快適でした。廊下もトイレも体育館も冷暖房完備ですから、過ごしやすいのは日本の比ではありません。日本に帰国してから、リビングだけ締め切ってエアコンをつけるのはとても違和感を感じました。

最近の冷房はインバーターがついています。インバーターが何かはよく知りませんが、スイッチを入れてしばらくは大電力を使ってガンガン回って、ある程度室温が下がったら省電力で回るような仕組みだと理解しています。昼間外出中にエアコンを切ると室内温度が上がりすぎて、帰宅してからそれを冷やそうとすると、すごい電気代がかかる。そこで、一日つけっぱなしのほうが安くなる場合もあるとのこと。うちはゴンちゃんがいるのでこの季節２４時間エアコンはつけっぱなしです。

ところで、昨日今日はアマゾンプライムデーでした。年に一度のAmazonの大売り出し！いろいろ掘り出し物を買いました。

毎日コロナワクチンを打っています。かかりつけの患者さんが多いですが、なかにはよそのクリニックがかかりつけで、たまたま当院で予約が取れたという人も来られます。料亭なら一見（いちげん）さんですが、もちろん断ることはありません。そういう患者さんとお話をしていて、時には面白い話を聞きます。とあるクリニックがかかりつけの９０歳くらいのおばあちゃんの話。８０歳ごろまで血圧やコレステロールの薬をもらっていたけど、主治医の先生が、もうこの年になったら治療は必要ないと言われ、薬は全部やめました、至って健康です。とのこと。１０年くらい前の私は、ガイドラインに縛られてこういうことは常識はずれだと思っていた時期もありましたが、今考えると、とても優しい先生なのではないかと思います。

コレステロールは動脈硬化が進むから下げたほうがいいというのが通説ですが、８０過ぎて下げる意味があるかと言われれば、殆どないと思います。ただし、もし脳梗塞や狭心症などの既往があれば、下げたほうがいいのは間違いありません。血糖もそうです。若いときにヘモグロビンA1cをとにかく下げろと口やかましく言われ続けた患者さんは、８０過ぎたからもう血糖コントロールもだいたいでいいと言われたら、まず納得されません。しかし、下げすぎるのはかえって心血管リスクが上がりますから、程々がいいのです。

アリセプトなどの認知症の薬も、物忘れが出てきたから飲みたいと言う人（本人より家族からの希望）が多いですが、ほとんど効果はありません。かえって、性格が凶暴になったりしますから、薬を切るという選択が有効な場合もあります。ガイドライン的には血圧も血糖（A1c)も、コレステロールも、いくつ以下に下げましょうと言われますが、８０すぎの高齢者にはどのくらいその指針に意味があるのか、よく考え直さないといけないとおもいます。