むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • いつも以上に忙しい休日

    連休初日、いかがお過ごしですか?私はいつもどおり朝5時には起きて職場にでかけました。朝、涼しい時間に職場に行き、まずは駐車場の植え込みの草取りをしました。梅雨の間にどんどん草が伸びて大変な状態です。30Lのビニール袋に5つほど取りました。早朝、風の強い曇り空でそれほど暑くないと思ったのですが、草取りが終わる頃には指がつってしまいました。脱水症状です。いったん、涼しい室内に入って水分補給をし、それから、また外に出て往診に使う軽自動車の洗車、ワックスがけをしました。だいぶ汚れていたので、きれいにすると気分も上がります。

    クリニックはお休みですが、訪問診療は通常通りです。近くの老人ホーム入居者さんの健康管理の仕事ですが、20名ほど見て回りました。訪問診療に行く前に全員分のカルテを準備し、それぞれの血圧、体温などのチェックをします。事務作業だけでも1時間以上かかります。そうこうしていると、今日は診療やってますかと電話の問い合わせとか、実際に来院される方もいて申し訳ないのですが、カレンダーが変わっているのでわかりにくいと思います。土曜日の午前中は通常通りですので、手持ちの薬でなんとかそこまでしのいでください。

    金曜日も訪問診療のため、同じようなスケジュールで仕事です。全然休みがないのですが、この休み中にしないといけないと思っていたリストが10くらいあり、順調にToDoが消去されているので自分的には満足です。夜にはスポーツジムで汗を流し、その後併設の温泉でもう一度汗を流す。朝の草取り、ワックスがけに始まり何度汗を流せば気が済むんだろうと、われながらおかしくなります(笑)。

  • 休日はオリンピックを見ますか?

    いよいよオリンピックの連休ですね。私はいっさいTVでスポーツを見ることはありません。野球もサッカーもゴルフも相撲も見ません。ランニングは好きですが、箱根駅伝も見ません。そして、オリンピックも見ません。全く興味がないのです。思い出すのは、アメリカに留学中、ちょうど長野オリンピックでした。アメリカにいて現地のニュースで長野の映像が映るのがなんとなく嬉しくて見た覚えがあります。それ以外、見た覚えがありません。聞くところ、オリンピック開幕より先にサッカーなどのリーグ戦が始まるそうで、変な感じです。だったら早く開会式をすればいいのにと思います。最近では、私は一日でTVをつけるのは10分ほどです。毎朝5時50分頃天気予報を見るだけです。後は全く見ません。

    一方、ネットフリックス、アマゾンプライム、ドコモのdTVの3つの配信サイトを駆使して、1日2−3時間はドラマを見ています。ほとんど韓国ドラマと台湾ドラマです。まとまった時間は取れないので、1回あたり10−20分くらい見ます。今現在進行で見ているドラマは6つほどあります。ご飯を食べながらちょっと見て、昼休みにちょっと見て、という感じです。最近見ているドラマでイチオシは「トッケビ」です。時間と空間を超えた壮大な韓国ドラマです。脚本を書いた人の頭の中がどうなっているんだろうと思うほど想像を超えた展開です。連休中、オリンピックを見ない人にはおすすめです。

    ところで、今日は給料日+夏のボーナスでした。とはいえ、私は経営者ですから支払う側です。自分のボーナスはゼロです。スタッフみんなに喜んでもらえるように、ありったけのお金を払いました。開業する前もボーナスを貰ったことはほとんどありません。思い返しても、医者になって20年以上たちますが、ボーナスが出た経験は大学で教員だった数年だけです。皆さん、夏のボーナスはどう使いますか?

  • 夏、更年期症状が辛い季節

    やっとカラッと晴れました。事実上の梅雨明けみたいです。学校は今日が終業式のところも多く、学生さんたちは夏休みですね。去年はコロナの影響で6月に学校がスタートし、夏休みも短縮されたところが多かったですが、今年はそこまでスケジュールの変更はないように見受けられます。怪我しないように元気に遊びましょう。換気の良い屋外で運動するのがいいですが、暑いので熱中症に注意です。

    暑くなってくると多いのが、更年期障害の女性の発汗です。更年期症候群は夏に限らず起こるのですが、カーと暑くなって汗が吹き出すというのはやっぱり夏に増えてきます。通常、このような症状を産婦人科で相談すると、加味逍遥散が処方されます。この処方が基本で、多くの場合汗が減ったとか、ホットフラッシュが減ったと言われます。しかし、何割かの人は加味逍遥散では全く改善せず、当院のように漢方を専門としているクリニックに来院されます。そこで私が良く処方するのは、温清飲や黄連解毒湯です。加味逍遥散に併用する場合もあります。

    しかし、それでもうまく行かないときがあります。そのようなとき、最近私が気に入ってよく処方するのは女神散(にょしんさん)です。女神(めがみ)とかくのですが「にょしん」と読みます。驚くほど効果的で、本当に女性にとって神のような処方だと思います。また、疲れが溜まっているときは補中益気湯が基本ですが、カーと暑くなるような人には清暑益気湯を使います。もともとこの処方は夏バテで元気がないときに使いますが、更年期で体が暑くて倦怠感がひどい場合、ピッタリの処方です。

  • 心不全パンデミック

    梅雨が開けたというものの、毎日雨が降りますね。日中は暑いですが、夜に犬の散歩をするときは涼しい風が吹いて、7月も下旬とは思えない変な気候です。うっかりエアコンをつけっぱなしにして寝てしまうと風邪ひきそうな感じです。気をつけましょう。今週は変則的な祝日が入っているため、月曜は結構混み合いました。多くが、血圧などの定期薬が連休中切れないように早めに来院された方たちですので、あまり時間は取りません。待合が混んでいても、案外順番はすぐ回ってくると思いますので、お待ちいただけたらありがたいです。

    当院では週に1回薬の勉強会をしています。今日のテーマは心不全治療薬の話でした。心不全は人口構成の高齢化に伴い爆発的に増えています。心不全パンデミックと言われています。当院は普通の内科クリニックにしては珍しく通院患者さんは若い女性が大半です。漢方とか、栄養療法(メガビタミン)などに興味があるのは若い女性が多いからでしょうか。一方、訪問診療となると、平均80歳後半くらいです。当然、心不全も多くなってきます。これら慢性心不全の在宅患者さんたちを入院させずになんとか生活できるレベルに維持するというのは、私のように循環器を専門にしていても結構たいへんです。それだけ、年をとってからの心不全は手強いのです。

    心不全の新薬が出てきて、治療成績はあがっています。以前だと入院しか方法がなかったような心不全も、通院で内服コントロールでなんとかなるようになってきています。しかし、大事なのは予防です。高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などを若いうちからきちんとコントロールすることが大切です。人生90年となると、60歳の人もまだ30年残っていますから、健康管理は疎かにできません。

  • 骨を丈夫にするには

    19日(月)はカレンダーによっては祝日みたいになっていますが、正しくは平日ですので、通常通りの診療となります。今週はカレンダーが印刷された後に祝日の変更があっていますから、注意が必要です。まず月曜は今書いたとおり平日です。そして、木金が祝日、土曜は普通の土曜ですから診療は通常通り午前の診察となります。お間違えのないようにお願いします。スマホのカレンダーは正しいので、そちらでご確認ください。

    最近、骨粗鬆症に関してのアドバイスを求められたので、こちらにも書いておこうと思います。女性の場合、閉経を境に急激に骨密度が低下してきて、骨粗鬆症の診断を受けることが多くなってきます。裏を返せば、女性ホルモン(エストロゲン)が骨密度の低下を予防する働きがあるということです。整形外科に行けば、ボナロン(アレンドロン酸)などの骨粗鬆症治療薬と、エディロールのようなビタミンD製剤を処方されます。最近、流通の関係でエディロールが手に入らなくなったので、ビタミンD製剤は古いアルファロールみたいな薬に変更されるケースが多いようです。ビタミンDを飲むときはカルシウムのサプリは飲まないほうがいいと思います。尿管結石が増えると言われています。

    カルシウムの補給に牛乳をおもい浮かべるかもしれませんが、牛乳より小魚がおすすめです。酪農大国のアメリカやデンマークは骨粗鬆症が非常に多いので、牛乳は効果がないようです。また、骨はカルシウムだけではなく、大部分はコラーゲンで出来ています。そこで、良質のタンパク質をしっかり取る必要があります。骨を丈夫にするビタミンはDだけではなく、KとCも必要です。そして、骨に骨を作る刺激を与えるには重力(G)をかけないといけません。寝たきりが一番骨に悪いです。宇宙ステーションみたいな無重力空間でもあっという間に骨が弱くなります。Gをかける運動は縄跳び、ジョギング、テニスなどですが、家庭で簡単にできるのはかかと落としです。背伸びして、かかとからドンとかかとをつく。一日何回でもしましょう。歯磨きしながらとか、お湯が沸くのを待つときの習慣にするといいでしょう。