むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 花粉症の季節です

    コロナワクチンの問い合わせがひっきりなしにかかってきますが、接種券に書いてある予約センターに電話もしくはネットで申し込んでください。当院で接種はしますが、直接の予約は受けておりません。また、当院はファイザーのワクチンのみ取り扱いますが、ワクチンそのものが非常に少なく、1回目や2回目のワクチン数は確保できませんので、できるだけ集団接種会場での予約をお願いします。当院でできるのは1週間当たりほんのわずかです。予約が毎週土曜日の朝8時半から開始されますが、数分で一杯になってしまいます。おそらく電話がつながったときにはもう遅いと思います。当院の予約が取れるまで毎週頑張る、なんてことをしていると、第6波も終わってしまうかもしれません。

    話は変わって、花粉症がそろそろ始まってきました。処方は耳鼻科でなくても、当院でも大丈夫です。眠気が全く来ないタイプもありますので、受験生やドライバーなどは安心して飲むことができます。また、薬が効きにくい場合は抗アレルギー剤を組み合わせたり、漢方を併用することで症状が軽くなります。どの薬を飲んでもなかなか改善しないという時もご相談ください。

    去年も書きましたが、花粉症の体質改善にはビタミンDが著効します。私もビタミンDのおかげで劇的に改善し、今はビタミン剤以外は飲んでいませんが調子いいです。飲み方については、来院いただいた際に聞いてください。当院にビタミンDは置いていません。ネットでの買い方を教えますので、ご自分で購入お願いします。

  • キンパの恵方巻きをいただきました

    節分です。明日は立春、暦の上ではいよいよ春ですが、週末にかけて寒くなるそうです。体調管理には気をつけましょう。節分と言えば豆まきですが、朝の情報番組を見ていたら、豆まきで大豆をまくところとピーナッツをまくところがあるそうです。関東から東海、瀬戸内、九州北部にかけて大豆、東北や九州南部はピーナツだそうです。落花生の産地千葉県では大豆をまくそうです。地域差があって面白いですが、ピーナツというのはおそらく殻付きで、まいた後に拾って食べるのに殻付きピーナツだと不潔にならずに安心という意味合いがあるのではないかと思ったりしました。私の経験では豆まきといえば大豆以外ありません。

    もう一つ、一時期ブームだった恵方巻きは、食品ロスになるということでだいぶ下火になりました。コンビニやスーパーでも注文生産となっています。私の行きつけの韓国料理「ソナム」でキンパ(韓国海苔巻き)を恵方巻きとして作るからいりますか?と言われたので、注文したところ、今日の夕方クリニックまで配達してくれました。おかげで、美味しいキンパをつまみながら春のお祝いができました。

    節分というのは季節の変わり目の節目ですから、春だけでなく年に4回あります。そのうち春だけが節分の代表として扱われています。日本の春は卒業、入学、就職、転職など大きな節目の季節です。これから始まる新しい生活に目を向けて、ワクワクドキドキして気分も上がる季節ですが、4月まで2か月残っています。この2か月は断捨離にもってこいです。新しい生活の前に、いらなくなったものを整理しておくといいと思います。

    今日診療後におつりのコインを整理していたら新500円玉を発見しました。初めてみました!

  • アロマオイル配合軟膏

    今週は冷えますね。昼に往診の車で温度計は4度でした。寒い寒い。それでも、うちの中に引きこもっていないで外で散歩など体を動かしましょう。できれば、日光にあたる昼間がいいと思います。不眠症の人は午前中の光にあたる事で体内時計がリセットされて夜に眠くなる脳内ホルモンのメラトニンが増えると言われています。また、気分を安定させて、不安やうつ状態から回復するのに必要なセロトニンもメラトニンと同じ代謝経路で産生されます。そこにはビタミンB6やナイアシンが必要です。私は健康維持のためにビタミンB群とナイアシンは毎日飲んでいます。

    話は変わって、私の家の常備薬の一つにケガしたりニキビができたり、いろんな皮膚トラブルに使っている塗り薬があります。ティーツリーの軟膏です。これは、10年ぐらい前にオーストラリアに旅行したとき、おみやげ屋さんで買ったものです。ほとんど人にあげてしまったのですが、1本だけうちに残っていて、たまたま使ってみたら、アロマの素晴らしい香りだし、抗菌作用が強いので、たいていの傷に塗っておけばすぐ治ります。おそらくオーストラリアでは民間薬として普通に使われているのだと思います。

    この軟膏が手に入らないかと思ってiHerb.comを検索したら、見つけました。全く同じではないのですが、似たような商品です。レビューも読んでみたら評判が良かったので、注文しました。届くのが楽しみです!実は、私はこの軟膏を真似して自作しています。というのは、薬局で買えるワセリンにティーツリーのエッセンシャルオイルを10−20滴くらい染み込ませて混ぜ合わせたもの。もちろん香りは抜群で、塗った効果もいいので、実際にはこちらの方が安上がりです。虫刺されでも怪我でもニキビでも使えます。是非お試しください。

  • 薬のさじ加減

    血圧がうまく下がらない時に薬を変えることはよくあります。どうせ飲むならきちんと降圧目標をクリアしないと意味がありません。私は、家庭血圧を重要視していますので、クリニックに来て測った血圧が多少高くても家で測った血圧(血圧手帳)がちょうどいい値の場合、そのデータをもとに治療計画を立てます。たまに、強い薬は飲みたくないからと言って、家庭血圧を低めに申告されることがあります。私は患者さんを一人の大人として信用して話をしますから、相手が適当な嘘を言われても、それを信じて治療することにしています。もしその結果不都合が起こっても、嘘のデータを申告した本人の責任だと思っているからです。ここでネックとなるのは、強い薬を飲みたくないという、無駄な抵抗です。何のために病院に来て薬をもらっているのか、意味不明です。わたしたち専門医は、エビデンス(科学的根拠)やガイドラインに沿った治療をしています。何万人も治療した結果一番最適とされるのがガイドラインだからです。最適な血圧まで下げないと治療するメリットがないのです。

    たまに、ガイドラインの設定する血圧まで下げると気分が悪いと言われる場合があります。そう言う時は、仕方ないので個別に目標を設定し直します。私たちの体は統計データの示す平均の通りではないので、個別対応(オーダーメイド的治療)はあってもいいと思います。実は、このオーダーメイド的な匙加減にドクターの上手い下手が表れると思います。薬の選択においては、強いか弱いかというだけではありません。私がとても重要視するのは薬の作用の持続時間です。科学用語では半減期と言います。

    例えば不眠の人に眠剤を処方する時、薬の強さだけを考えてはうまくいきません。入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒と不眠にもいろいろあるので、ターゲットとするもの(何時間くらい薬が効いてほしいか)を意識しないと狙い通りの効果が出ません。血圧を下げるのにも、薬ごとに半減期が違うので、すぐ効かせたい、短時間効かせたい、ゆっくり長く効かせたいという目的別に薬を使い分けるのです。

  • 人の反対に動く

    昼は天気も良く暖かい日が続いていますが、朝晩は結構冷え込みます。最近は朝の早い時間は患者さんもまばらで、のんびりやっていますが、昼近くなってくるとどっと来院されます。みんな行動パタンが似ているなーと思います。株の売買などをやっている人は、人と同じことをすると必ず負けてしまうので、あまのじゃくが身に付きます。みんなが売るといえば、今が買い時だという。人気があるから買おうといえば、今が売り時だという。みんなの反対をしないと得をしません。案外世の中はそういうものです。日経ヴェリタスという金融投資情報誌があるのですが、投資家のプロは「ヴェリタスの裏をかけ」と言います。つまり、週刊誌が今はこれが買いだといえば、そこは高値圏で売りのチャンスとなるのです。そんなことはどうでもいいのですが、皆さん、朝早く、寒い時間に来れば待ち時間はありませんよ。

    私は週末よく阿蘇の温泉に行きますが、いく時間は朝7時だったり夕方4時だったりします。他の人が行かない時間に行きます。そして、雨の日によく行きます。大雨だったり、霧がかかる日はやめときますが、小雨でも降っていると「よし今日はドライブ日より」と思います。なぜなら渋滞しないからです。うちから1時間以内に温泉まで行けます。人生は無限ではないので、渋滞にハマったりしている時間ほど勿体無いことはないと常々思います。

    同じことですが、私は並ばないと入れない人気店には行きません。味はそこそこで並ばなくていい店に行きます。でも、このコロナ禍でいいこともありました。いつもは並んでも入れないような人気店が予約もなしにふらっと行って入れたことです。さすがに人気店と言うのは盛り付けなど目で見て楽しめるし(いわゆるインスタ映え)、食べてもすごい美味しい。日頃、人気店を避けているので、たまにこういうところに入ると、一流のサービスの凄さがよくわかります。