むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 連携について

    熊本地震の後、街は車であふれ、渋滞がひどい。もちろん復興のために県外から沢山の応援が来ているのだろうけど、どうもそれだけではないように思う。というのは、最近車でちょこちょこ出かけると、信号にひっかかってばかりで一向に進まない気がするのだ。以前なら、一度赤信号に止まれば、そのあとしばらくはスムーズに進めた。それが、最近は、赤で止まり、青になったかと思うと、次の信号でまた赤になる。つまり、連携が取れていないのだ。これでは、スムーズな移動ができないため、時間もかかるし、燃費も悪くなるし、経済的損失は計り知れない。想像だが、信号網の連携を調整しているパソコンが壊れているんじゃないだろうか?

    仕事においても、連携がうまくいかないと全てがダメな印象を与える。一人一人が頑張っても、全体の流れが良くないと効率良く完結できない。そのために、コンシェルジェとかコーディネーターとかそういう仕事の人がいる。小さなクリニックではそういう人を雇うことは難しいが、一人一人の患者さんを問診、診察、検査、結果説明、会計とスムーズに誘導するために職員同士の連携が必要だ。患者さんの話を聞いて、ニーズを把握し、ドクターの診察内容から検査や治療の方針を把握し、全体の流れをコーディネートできる、そういう職員を一人でも多く育てたい。そこには、医療事務や看護師という本来の仕事の能力だけでなく、コミニュケーション能力とか気がきくとか、そういう素因が必要だ。

    病院と診療所の間には病診連携という言葉がある。入院を要するような状態の時は病院にお願いし、退院したら診療所(クリニック)で経過を見る、そういう連携のことだ。いずれにしろ、医療の現場は連携が大事だ。

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    クリニックの名前の入ったサイン工事は終わり、足元には植栽が植えられました。お隣の薬局には凌雲堂薬局という名前が入りました。優雅なネーミングです。なんとなく、漢方好きな僕の診療にマッチした薬局の名前だなーと思いました。