むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 今後企業が生き残るために必要なのは社員が自分の好きな仕事に打ち込むこと

    コロナ不況の後を見据えて、今から変化し始めないと間に合いません。生き残る条件は昨日書きました。同業者がたくさんいる中でわざわざ自分のところを選んで来ていただけるには、なにか特徴がないといけません。普通ではだめなんです。その域に達するには、寝ても覚めても仕事のことを考えるくらいでないといけません。仕事と趣味の境目が曖昧なくらい仕事が好きだということです。

    私たちが一つの仕事でプロとして自立できるだけの実力がつくには最低1万時間はかかると言われています。1日8時間で週5回働いたなら5年です。医者も卒業後研修が終わって一人前になるまでに大体5年かかります。医者の場合、医師になるつもりで医学部に入っていますから問題ないのですが、通常の会社に入った場合、例えば営業に配属されて、まずは5年頑張れといわれても、営業が苦手で向いていない人もたくさんいます。

    苦手なことをムリヤリさせても大抵は情熱がわきませんからストレスが溜まるばかりです。最近は5年も待たずにやめてしまう人が多いようです。私は、それでいいと思います。楽しくやりがいを感じる仕事でないと続くはずはありません。そして、社員が楽しそうにいきいきと働いていると、お客さんも見ていて気持ちいいし、会社の雰囲気も良くなります。

    これからの来たるべき大不況で、生き残る会社というのはお客さんに幸せで元気な気分をプレゼントできるところだと思います。当然、皆自分の仕事が好きでないとその雰囲気は出せません。したがって、アフターコロナ時代を生き抜くには、苦手な仕事を無理にせず、好きな仕事をイキイキすることだと思います。旧世代の会社で、配置を数年ごとにローテーションするようなところは淘汰されていくと思います。

    博多で食べたメキシカンのプレート